当時を思いだしてみると、定価2100円である事に驚いた。「ゲームミュージック」コーナーの縮小時代真っ最中だったからか…。既にゲームミュージックは「利益が出ないマニア向け」扱いされ、「アニメ・ゲーム」とコーナーを一括りにされていた。そんな背景があってか、この前に出たセカンドインパクトジャイアントアタックより、安かったのだ(今はサントラ・公式本共に高騰しているが)
さて、肝心の内容であるが、リュウのステージの「鼓舞」、等に関して「よくぞカナダの人がここまで「日本」を表現出来たものだ」、と感心した。
「サードストライク」から声優さんが大幅に変わったので、キャラクターの印象も違って見える。特にケン役の岸祐二さんは、「ZEROシリーズのケン」のイメージから完全に離れ、全米チャンプ、ケン・マスターズのカラーを全面に出している。
尚、アレックスとケン、ユンとヤン、オロとショーン、ネクロとトゥエルヴは同じステージ曲だが、お陰で全ての曲のループが満足のゆくものになっている。
このサントラの魅力は、半ばオマケっぽく付いているINFINITEの8センチCD。これが極上品。アーケードでもコンシューマでも、オープニングとキャラクター選択画面の曲はゲームでは大幅にカットされているが、この8センチCDで是非通して聴いて頂きたい。ゲーセンでも家庭用でも聞けないのだから。逆に言うと、この8センチCDが付いてないなら殆ど価値が無くなってしまう。このレビューを読んでいる人は「サード最高!」って人ばかりだと思うが、8センチCDが付いてないならDreamcastやPS2でゲームを買ってそっちで再生すれば良いのだから。
まぁ、ダビングは出来ない訳だが。このサントラを、今の相場で買うかはここまで私のレビューを読んで下さった貴方次第である。