マトリックスを見てからモニカ・ベルッチのファンになってしまったので、いくつか彼女の作品を見ているが、本作は「ダニエラという女」に次ぐ良作でおススメの作品だ。
「ダニエラ」の方は、マトリックスシリーズの後で、もう40歳になっていて、熟女の色気でまわりをメロメロにするコミカルドラマであったが、こちらの「ストリッパー」では、マトリックスの前の作品で、彼女のルックスも、マトリックス2にでてきたパセフォニーに近い。
というか、この役柄自体がマトリックス2の役柄のかなりのヒントになっているような気がする。モニカ演じる役は、面白くもない変質趣味のヤクザに囲われていて、好きな服とかは買ってもらっていそうなんだけど、自由を拘束されていて、ヤクザのお飾りのような扱いを受けている。ちょうどメロビンジアンとパセフォニーの関係に近いではないか。
さすがフランス映画だけあって、美術がすごいオシャレだ。部屋のインテリアにしても決して派手ではないクラシックをベースにしたシンプルなモダン調で、ファッションもそれぞれ決まっている。モニカのファッションも見事に彼女の美しさをつつんでいる。
脚本・演出は、悪く言えば、ちょっと単調ではあるが、フランス映画らしいせりふまわしの行間を楽しんでほしい。
邦題の「ストリッパー」は、いかにもモニカのヌード目当てで、いていただけないが、モニカファンでなくとも、クールなフランス映画を楽しみたい方にはとてもよい作品です。