私には好きなアニメが幾つかある。
今ぱっと頭に浮かぶのは、ビバップ、攻殻、サムライチャンプルー、そしてストパンだ。
「好きなアニメは?」と問われて、まっさきに「ストパン!」と答える勇気は私にはない。
この作品に興味を持たない人々にとっては所詮”HENTAIアニメ”でしかない、それも筆頭だ(賞辞)。
実際視聴する以前の私の認識はそのようなものだった。
一期放映中も、外人のアニオタが
「ストパンおもしれえんだよ!家族に隠れて見なきゃいけないんだけど!」
とかいうのにも、大変だなぁ程度の感想しか抱かなかった。
しかしそんな私が今となっては、
一期BOXを買い、背景知識の模索へとノベル作品に手を出したり、
資料集を読みふけったり、
キャラクターたちのモデルとなった実存の英雄や兵器についてWikiで調べてみたり、
そんな風にのめり込んでいってしまったことには、「一萌えアニメ」一言で一蹴できない理由がある。
例えば先にあげたビバップの魅力を挙げるとすれば、菅野よう子の音楽と映像のマッチングが...とか入っていく。
ストパンのそれの場合どうするか...例えば四話。
ゲルトの搭乗したMe262は実存する史上初のジェット機であり、「まるで天使が後押しをしているようだ」という台詞は
この機体に初めて触れた際パイロットが発した賞辞そのままである。
後の展開でシャーリーがこのストライカーに手を下すこととなるが、これも
「初めてジェット機を見た時どうしたかって?撃ち落したよ」という彼女のモデルの逸話をなぞらえているのだ。
パンツなんてただの飾りだ。
私はショートケーキの上に必ず乗っているイチゴがあんまり好きじゃないが、
ショートケーキ自体は好物だし、あれがなければショートケーキじゃない。この例えはあまり上手くないな。
"No Border in 1945."
「夢を売る商売」なんて言葉には反吐が出るけど、俺はこの作品から確かに夢を貰ったよ。ありがとうストパン。