イントロ:
1938年4月、春の訪れと共にネウロイの攻勢が活発化。
連戦での消耗と新型ネウロイの脅威に苛まれ、逼迫していく一方の戦局。
そんな折、日本海軍所属の坂本美緒一飛曹が魔眼の才能を開花させ、見出したネウロイ攻略の打開点。
それは、彼らの急所となるコアの存在であった。
この事実は誰の目にも反転攻勢の光明かのように見えたのだが・・・。
───国を護るため勝利を絶対づけられた戦いがいま、幕を開ける。
さて、来月の通常版に先駆けて発売となったこの限定版。
構成内容は、通常版と異なる仕様のカバーがかかった単行本一冊と「トイズワークスにいてんご」坂本美緒十二歳ver.フィギュアの二点である。
まずはこの商品の目玉でもあるフィギュアについて。
サイズはねんどろいどぷちよりも一回りほど小さく、手がゴツくて大きい男性の親指程度。
両腕と首が稼動部分となっており、顔の向きや竹刀の持ち方を変えることができる。
製品の品質としては、塗装ムラやバリが残る個体が見受けられる点とセーラー服の白地部分が青色の塗料の混じった水色模様になっている点など常識的な範囲内での難点がいくつか。
一方で肝心の表情は出来が良く、きちんと“坂本美緒になっている”ので満足度は決して低くない。
通常版と1300円近い価格差があるのでやや割高感が否めない側面もあるが、限定の二文字に弱い人ならば買って間違いはないだろう。
次に漫画本編であるが、重厚感のある物語が実に読み応えがあり、こちらもやはり満足度の高いものとなっている。
数多いコミカライズの中でも頭ひとつ抜けた作画の妙も評価に値するものであり、シリーズのファンならば必携の一作であると言っても過言ではないだろうか。
機会があれば、また何かの形で当シリーズの漫画化に携わってみて頂きたいものである。
(尚、評価はフィギュアを星4、本編を星5の基準としているが、4.5という評価は選択できないこと。
また本項は限定版の評価ということもあり、フィギュアに比重を置き星4とさせて頂いている。)