1巻に比べると随分展開が早かった「ストライクウィッチーズ零 1937 扶桑海事変」の第2巻。最終巻です。
ナレーションによる戦況説明だけで話が進んだ感は否めませんが、坂本さんによるネウロイの核の発見、そして「山」によるネウロイの大攻勢と諸々の出来事を描きながら、ついに扶桑海事変の本番と相成りました。
戦いそのものに関しての詳述は避けますが、最前線の無私の戦いの様子とほぼ同割合で、上級軍人が自分の論理や利益を優先させている様も描かれており、いわゆる物語の最終決戦的なカタルシスは得られにくくなっています。
アニメ1期でもその手の描写があり、また歴史的に見ても軍隊にゴタゴタは付き物なので世界観として外せない描写であるのは承知の上ですが、物語の読者として「物語に水を差すな」というツッコミをせずにはいられませんでした。(いらない手出しの結果が、戦いの突破口になったりはしてるんですが・・・)
とにもかくにも戦いが終わり、それぞれがそれぞれの道を歩み始める様子を少し描いておしまいとなったこの物語。あとがきで述べられている「ストライクウィッチーズの世界を広げる一助」の役割は十分果たした物になっているのではないでしょうか。