アニメ版にもその傾向は顕著ではあるが、それは絶対に超えることの無い領域が明確にあり、
その存在によって視聴者は安心して作品を楽しめるという要素が確かにあったように思う。
芳佳を”おっぱい星人”と揶揄したり、エイラのサーニャに対するヘタレ具合であったり、
プラトニックで微笑ましいという表現が相応しいように、それは可愛らしいものだった。
でも、この作品の場合はとりあえず寝ちゃう。
あるキャラクターは自身率いる一中隊(正確には分隊の一つか)を私物化し、
夜な夜な如何わしい行為に勤しんでいる、と連想されるような描写もある。
つまるは、そういうギャグを楽しめるか否かというところ。
アニメのストパンは、まあアホアニメだとは思うんだけども、
「戦争という人の生き死にを描くテーマにあたって、真摯に臨まなければならない」
高村和宏監督の仕事に対するこだわり、例えば極端なデフォルメ画法は用いないだとか、
「そんな細かいところまでこだわってどうするの?」
っていう、その積み重ねがあっての作品の質の高さ、面白さがそこにはあった。
これはストライクウィッチーズなんだけど、なんか私が心惹かれたストパンとは趣が違うんだよね。
ただ、世界観の保管という意味ではおもしろい作品に違いないので、
ストパンファンの方は一考の上、手に取ってみるといいでしょう。