グランドパワーへの寄稿や、
ノモンハンの真実 日ソ戦車戦の実相で、(マニアのとっては)お馴染みの古是氏の第2次大戦ソ連軍戦車の解説本です。
T34、KV、JS、の3大スターの開発・生産・運用について、軽戦車(概説のみ)おおむね文章で解説。(SUなど自走砲系の記事はありません)
図版が少ないので、あまりモデラー向きではないかも。
160ページ中、100ページ弱がT34に割かれています。過去にグランドパワーに掲載された記事を、まとめて整理した内容です(奥付に掲載誌の記述あり2000年〜2008年くらいの号から)
KV,JSに関してはページ数に応じてやや内容が薄い。
T34で筆が走り過ぎて、その分他がしわ寄せうけたような?構成です。
BT、T26に関しては、T34の開発前史でちょっと触れられている程度。
(裏表紙にイラストありますけどね)
グランドパワーの記事などはもっと細かいので、、紙数の制限でこうなったんだと思いますが…(図版が少な目なのもそのせいかな)
ちょっと気になった箇所としては、「プレスなのか?」が論争になったUZTMの鍛造?砲塔で、最近「あれはプレスには違い無いけど、厚さが20mm程度で防御力に問題があった」説に触れていないとこですかね。
(以下、目次(長い小見出しは、はしょったりしてます)
第1章 T34 (P1〜P97)
同時代の中で見たT34
T34前史
T34の誕生
独ソ開戦とT34の善戦
T34の基本構造(1940〜1941)
生産工場の疎開と拡大
生産過程の技術革新と生産の実際
独ソ戦後半のT34
戦後のT34
第2章 KV/IS(P98〜P137)
概説
トップレベルの性能を誇ったKV重戦車
需要に間に合わない生産数
独ソ開戦と、改良
KV13〜ISへの開発の流れ
IS-1/IS-2 重戦車の基本構造と改良
戦車開発「東西シーソーゲーム」の原点、スターリン重戦車
第3章 偵察軽戦車(P138〜P146)
T37〜T38
T40
T60
T70
T80
T50
(各車1ページくらいの説明)
終章 人物、イラスト、緒元一覧(P147〜158)
人物
技師
T34・コーシキン、モロゾフ、パトーン、マールィシェフ
KV/IS・コーチン、ドゥホフ
軍人
カトゥコフ、クラヴチェンコ、ルィバルコ、フェドレンコ
(ここで、古是氏の今後の執筆テーマについて短文)
小林源文氏のイラスト(既出です、T34の砲塔変遷とISの概説 3ページ)
緒元(無くていいんじゃないかなあ?)
面白かったんですが、構成がT34に偏りすぎているので星4つ