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近未来を舞台にしたSFであるにも関わらず、文章はあくまで詩的で情緒的。
物語はエロティックで、狂ってて、残酷で、哀しくて、だけどもクラシック音楽のように荘厳に美しく幕が閉じる。
荒唐無稽であるようで、すべてのエピソードが巧みに絡み合って考えられないほどの完成度を見せている。
大槻ケンヂはこの小説を書き上げたとき、ノイローゼで精神を病んでいたという。それを後書きで知って深く頷かざるを得なかった。
もちろん作家が病んでればいい作品が書けるなどと単純なものではない。
だけどこの作品に関して言えば、大槻ケンヂという作家の資質と病んだ精神が渾然一体とならなければ生まれなかったであろう凄みがある。
「主軸」がオーケンに書かせた、奇跡と運命の大名作だ!
…というのも、この作品は、
作者であるオーケンがノイローゼ時に書いた作品だそうです。
読んだ後のあとがきに書いてあるのですが、
はぁ~、そうだったのね。という感じです。
ま、とにかく読んでみてはどうでしょうか?
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