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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
経営者としてだけでなく,一人の人間としても彼から学ぶことは多い。,
By J-HASE (神奈川県) - レビューをすべて見る
Amazonが確認した購入(詳細)
レビュー対象商品: スティーブ・ジョブズ I (ハードカバー)
この本は,スティーブ・ジョブズの生涯について書かれた最も詳しい本である。私は,これまでもスティーブ・ジョブズに関する本を多く読んできた。しかし,これまで読んだどの本とも違っている。この本は彼のサクセス・ストーリーというよりは,ジョブズという人間が,本当はいったいどのような人間だったのかということを,本人だけでなく,家族や恋人,一緒に仕事をした人々の話を元にして,できるだけ現実に近い話として,まとめられている。いや,限りなく現実に近い話と判断しても良いくらいだ。それくらい,ジョブズに関しての,良い面,悪い面を包み隠さず書き記した本なのである。私がこの本を読んで,印象に残った言葉は,次の通りである。 ・「僕は子どものころ,自分は文系だと思っていたのに,エレクトロニクスが好きになってしまった。その後,『文系と理系の交差点に立てる人にこそ大きな価値がある』と,僕のヒーローのひとり,ポラロイド社のエドウィン・ランドが語った話を読んで,そういう人間になろうと思ったんだ」(ジョブズ) ・インテグレーテッド・エレクトロニクス・コーポレーション(インテルの略) ・「マイクには本当に世話になった。彼の価値観は僕とよく似ていたよ。その彼が強調していたのは,金儲けを目的に会社を興してはならないという点だ。真に目標とすべきは,自分が信じるなにかを生み出すこと,長続きする会社を作ることだというんだ」(ジョブズ) ・「未来を予測する最良の方法は,自分で作り上げることだ」(アラン・ケイ) ・「ジョブズは自分をアーティストだと考えており,設計チームのメンバーにもそう考えるようにしむけました。目標は競争に打ち勝つことでもなければお金を儲けることでもありません。可能なかぎりすごい製品を作ること,いや,限界を超えてすごい製品を作ることでした」(ハーツフェルド) ・BASICというのは,Beginner's All-purpose Instruction Codeの頭字語で,技術にあまり詳しくない人でも異なるプラットフォームへの移植が簡単なソフトウェアが作れるプログラミング言語である。 ・「このとき,常に自立したいと思うようになりました。この考え方に私は誇りを持っています。お金は自立の道具であり,私という人間を構成するものではないのです」(ローリーン・パウエル) 以上である。また,特に印象深かったのは,ピクサーのジョン・ラセターがディズニーに引き抜かれようとしたときに,「ジョブズには恩がある」とそれを断り,そのためにディズニーは,ピクサーと契約することになったという経緯である。やはりどのような世界でも,魅力的な人間のもとに人は集まり,そしてその人の期待に応えるために人は生きているのだなと痛感した。 スティーブ・ジョブズが魅力的な人間であるからこそ,彼の人生を言語化した本書が面白いと感じられる。スティーブ・ジョブズは,経営者としてだけでなく,一人の人間としても学ぶことが多いと,この本を読んで強く感じた。
264 人中、209人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
偉大な経営者が必ずしも清廉潔白である必要はない。大事なのは何を生み出したかだ。,
By
レビュー対象商品: スティーブ・ジョブズ I (ハードカバー)
上下巻に分けるのはちょっと微妙なんじゃないかとか、電子書籍版が値段同じなのはどうかとか世界同時発売にこだわったわりに、日本の電子書籍版はapple storeでは発売日にアプリで買えないとか 本の帯が少しイメージにそぐわないんじゃないかとか などなど講談社さんに色々突っ込みたいことがある人は多いでしょうが ここでは本の内容のみのレビューとします。 訳者は井口耕二さんで数々のアップル関連本を手がけており、アップル創業者のウォズニアックの 自伝も日本語版に訳しておられます。本来8〜9ヶ月は最低かかる一般書の翻訳を今回は3ヶ月程度の スケジュールでこなさなければならなかったそうで、翻訳の質をさすがに多少心配していたのですが 原著の雰囲気通りに仕上がっており、素晴らしい仕事だと思います。 上巻の内容は「ジョブズの生い立ちと子供時代〜高校大学〜アップル創業〜アップル2誕生〜マック誕生〜 アップル追放〜ネクストプロジェクトとピクサー」までです。アップルに復帰して、imacやiPhoneを 生み出すのは下巻からですね。 偉大な経営者ということはなんとなく知っていても、スティーブ・ジョブズの行ってきたことに ついては、この本で初めて知ったという人も多いでしょう。「人間としてそれはどうよ」とか 「あからさまに犯罪だろ」みたいな行為もあるので、結構ショックを受ける人も多いかも しれません。しかし、ジョブズが偉大な製品をいくつも生み出し、劇的に世界を変えたのは 事実です。この本を読んで彼の人格が好きになれない人もいるでしょうが、それはそれとして ジョブズが素晴らしい製品を生み出してきたことを忘れないで欲しいとも思います。 ちなみにジョブズと共にアップルを創業したウォズニアックの自伝「アップルを創った怪物」を 同時に読むと、2人の言ってることや見方が食い違ってるので、どちらを信じるかとかどっちが本当 なんだとか、色々比較できて面白いのでかなりお奨めです。
17 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
日本の本は高い,
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Amazonが確認した購入(詳細)
レビュー対象商品: スティーブ・ジョブズ I (ハードカバー)
翻訳代を含めたとしても高い本だなと、原書と比べてつくづく思う。日本の出版社事情がどうなっているのか、売れ筋の本だから消費者は足下を見られているのだろうな、と思う。電子書籍に至っては言語道断。Kindle Storeなら9.99ドルで買えるのに、ほぼ紙媒体の本と同じ値段。Amazonの新刊本のレビューにこういうことを書いていいのかわからないが、私は l も ll もマーケットプレイスで1200円のものを買った。前の持ち主は手袋でもして本をなるべく広げないようにして読んだんじゃないかと思うほど、きれいな本で、書店の店頭でみんなに読まれた本よりずっときれいだった。基本的には今後、正当に、電子書籍が紙の本より安く供給されるようになれば、紙の本を買う気はないのだが、同じ値段である以上、私は古本を買います。と、本の内容から離れてしまったけれど、伝記自体は良くかけていると思う。これまで、ジョブズやアップルの歴史として知らされてきた内容に、深く踏み込んだインタビューがなされて書かれている。ユーザーのニーズを考える、といって市場の動向を調べているだけじゃ、人類の歴史は進んでいかない。結局、売れる商品をユーザが見つけてくれて、それにみんなが飛びついて同じものを作る。それがこれまでの商品開発の正体だった。けれどもジョブズはユーザが気づいていないニーズを引きずり出して商品化する。もしくは、こういうのが欲しかったんだ、とユーザに気づかせる。そこがこれまでの企業家と違った。こういうことができる人はおそらく当分は出てこないだろう。夢を見る人でなければ夢を実現できない。
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