S・ジョブズとB・ゲイツは世界のコミュニケーションを変えた。
ここにM・ザッカーバーグやL・ペイジを加えてもいいかと思うが、
後者はあくまで「乗り物」が無ければ成しえないサービスであることを考えると、
やはりスティ−ブとビルは突出している。
本作は60分ほどのドキュメンタリーだが、スティーブとビルの「唯一の」TV対談
にもかなりの時間を割いており、アップルのみならずコミュニケーションとしてのPC
の進化を取りあげている点が買える。
それにしても「マウス」を開発するのにウォルグリーンへ駆け込んで、制汗剤とバター箱を購入。
制汗剤の丸い部分をバター箱に組み込んで作った話などは抜群に面白かった。
アップル成功の影にウォルグリーンありとは(笑)・・・。
日本で言えばマツキヨとかサンドラとかHACに行って大発明したようなものだからね。
Macからi-Mac、i-podを経てi-phone、そしてi-padまでその進化と発想性には凄いものがあるし、
これはビル・ゲイツにも真似できない偉業だと思う。
おまけに本業のアップル立て直しのみならず、これまた大苦戦していたハリウッドメジャーの
雄・ディズニーまで元気にさせてしまったのは、もはや奇跡である。
本編でもエジソンとスティーブを比べたコメントがあるが、確かにふたりとも
電気・映画・音楽を「創造」して「中興」した点が共通している。
100年後には併記されているかも知れない。そのくらいの「革命」ではないか。
非常に駆け足だが、アップルの追放〜復帰なども押さえており、スティーブその人を知るには
良い作品だと思う。
孫正義氏も一瞬登場するが、軸はアメリカと中国であり、このあたりは時代の変わり目も
感じさせる。せっかくの「デジタルの神」についての作品なのだから、これはブルーレイで
発売して欲しかったところだ。
星は4つです。