この本を読んだのは、今から10年以上前だ。スティーブ・ジョブズが、アップルを追い出され、まだNeXTで失敗していた頃。打倒アップルのためにジョブズが設立したNeXTが、後に皮肉にもアップルに買収され、ジョブズがアップルに復帰したと聞いた時、まさかアップルがコンピュータの会社じゃなくなって、携帯デバイスのメーカーになってしまうとは思いもよらなかった。
彼のような人物は、成功するとカリスマがあると言われるが、失敗すると、自己中心的で周囲の人間は振り回されて、たまったものではないという評価になるのだろう。本書では、ジョブズに振り回されっぱなしだった会社として、キャノンが登場する。
昔から、別にユーザーのことを考えているわけではなく、自分のこだわりと同調する少数の顧客を相手に、小さい市場を一社で独占することを目指していたのが彼のスタイルだが、それは基本的に今も変わっていない。
http://www.gizmodo.jp/2007/09/iphone_59.html
こういうことを聞いても、全然驚かない。
そういう、彼の非常識っぷりの数々が綴られたのが、本書だ。(ったと思う。読んだの10年前だからw)
僕は、これを読んでから、彼の行動原理が理解できるようになり、パフォーマンスを見抜けるようになった。(と思う。)
彼は、神様でもなんでもないと、冷静な目で分析できるようになる本です。