バニティフェア誌に寄稿する敏腕編集者である著者のアラン・デウッチマンは、ジョブズが失脚してから復活するまでの軌跡を、総勢100人近くにインタビューして浮き彫りにした。100人というのはかつてジョブズといっしょに働いた人たちが中心だ。彼らの口を通してスティーブ・ジョブズがどんな人物なのかがかなり詳しく書かれている。しかし、それでもなおスティーブ・ジョブズという人物像を正確に描写したとはいえない。それは、巻末あたりのこんな表現からもわかる。
本書は、若くして億万長者になり、アップルから追放されて没落し、さらにまたCEOとして劇的に復活した男のわずか7年間の軌跡だが、稀代のアントレプレナーであるスティーブ・ジョブズの不屈の闘志とその人間的魅力に満ちている。コンピュータ業界で働く人だけでなく、不況に苦しめられている経営者や自信を失っている中高年者にもお勧めしたい。(辻 秀雄)
本書は米国のITジャーナリストが、ジョブズ氏の半生と転機となった様々な出来事を当事者らのインタビューなどから描き出そうと試みたもの。天才にのみ宿るセンスとカリスマ性に敬意を表しながらも、その気まぐれで自分本位な性格やそれゆえに失ったものを客観的な視点で綴っていく。
アップルを追われた彼が復活ののろしを上げたのは、同分野のネクスト・コンピューターの創業ではなく、全くの異分野であるショービジネスへの投資だった。CG(コンピューターグラフィックス)を駆使したアニメーション映画を製作するピクサー・アニメーション・スタジオは世界的ヒット作を連発。彼がコンピューター分野の“一発屋”ではないことを証明してみせた。このほか「iPod」の大ヒットなど様々な転機を舞台裏から取材しつつ、カリスマ経営者の実像に迫る。
(日経ビジネス 2005/12/12 Copyright2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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22 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
シリコンバレーの人物関係が明らかに!!,
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レビュー対象商品: スティーブ・ジョブズの再臨―世界を求めた男の失脚、挫折、そして復活 (単行本)
これはもちろんスティーブ・ジョブズについてかかれた本であるが、シリコンバレーのハイテク企業に携わる人物関係(ラリー・エリソン、スコット・マクネリー、また若い頃のビル・ゲイツなど)についても色々書かれているので面白い。また、スティーブ・ジョブズの成功と失敗やプライベートな問題についても余すところなく書かれており、さらにその時々の彼の感情や態度なども詳細に記されているので、スティーブ・ジョブズがどういう人物であるかも確実に伝わってくる。 私は別にAppleユーザーではないが、非常に楽しく読むことができた。
10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
Appleへ返り咲く逆転劇,
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レビュー対象商品: スティーブ・ジョブズの再臨―世界を求めた男の失脚、挫折、そして復活 (単行本)
自ら設立したAppleを追い出され、その後Next、Pixarという企業にストイックに取り組む様を描いた作品。残念ながら出版されたのが2001年なので、iPodなどに関する記述はないが、その分復活までの記述は大変充実している。 Disneyによる買収が決定したPixarに関する記述も盛りだくさんで、コンピュータファンならず映画ファンにも楽しめる作品だろう。 ぼくはこの本を2回読んだが、もう1回読もうかと思う。 欲張りなのは重々承知しているが、登場人物相関図なるものがあれば尚いいな。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
オーディオブックを買ってから、本を買った,
By 猫の手以下 (東京) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: The Second Coming of Steve Jobs (ハードカバー)
英語のオーディオブックをiPodTouchで聞いていたがさすがに難しいので本も購入。普段の仕事でWindowsもMacも使っているが、まさにジョブスは天才、いや神かも、と再確信。アップル社にビルゲイツがかなりの金額を寄付?したことがあって、あれはいったい何だったんだろうと思っていたが、これを読んでわかった気がした。
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