スティーブン・キング原作ということで観ました。キング原作と聞けばホラーを連想してしまうのですが、本作はサスペンスです。ただ、死んだ妻の幻影(幽霊ともとれるかな)や女の死体が出てきたりなどはやはりホラー作家のキングならではなのかもしれない。過去のキング作品で例えるなら、感動作なのに内容が少年達による死体探しという『スタンド・バイ・ミー』や、生々しい電気椅子による死刑シーンが出てくる『グリーン・マイル』のようなものかな。本作の内容は、教師のトムの妻エリザベスが、人身売買を行うギャングのボス・ドランらによる殺人現場を目撃してしまい、車に仕掛けられた爆弾によって命を奪われてしまう。憔悴したトムは妻の幻影により復讐を計画するが…というもの。私はキングのファンなのですが、原作や映画化のことを全く知らなくて、DVDリリース情報をたまたま見て知りました。こういう扱いなので期待しないで観ましたが、意外によく出来ていました。映像や演出もしっかりしているし、出演がクリスチャン・スレイターやウェス・ベントリー(トビー・マグワイアに似てる)だし。2人の演技も良かったです。まぁ、低予算な感じで、とくに派手で盛り上がるようなシーンは無いですが、トムの復讐計画がいかにも映画っぽい有り得ないものではなくて、ごく平凡な一般人がなんとか実現できる(?)方法がリアルな感じで良かったですかね。トムが銃による復讐を失敗して、なぜか砂漠の道路工事で働き始めるところからが面白いです。一体、トムは何を計画しているのかが見物です。ドランのキャデラックは無敵の完全防弾なので、あの方法は「なるほど〜」と思いました。クライマックスのトムとドランの一対一も結構面白いです。暑い夏に観ると、ちょっと暑苦しい作品かもしれません(笑)。