オープニングの宇宙を漂うシャンパンボトルから、エンタープライズ・Bの進宙式のシーンは、幻想的な音楽とともに「深宇宙」へと誘ってくれます。
見事な特殊効果の、エネルギー・リボンとの遭遇シーン。
窮地を脱するべく奔走するスコッティ、チェコフ、ハリマン艦長以下B型のクルー。
そして絶体絶命の危機を救い殉職するジェームス・T・カーク。
大破し、フォース・フィールドが張られた15デッキで茫然とする三人。
シーンは宇宙空間から78年後の海洋へ…。
そこでは、ウォーフの昇進式が、19世紀の帆船「エンタープライズ」のデッキで行われていた。
そこへピカード宛の通信が届く。
訃報に愕然とするピカード。
更に救難信号が入り、ホロデッキのプログラムは終了し、エンタープライズ・Dは急行する。
そこで、ある科学者を救助するのだが…。
78年前の事件との関連が浮かび、そこへ現れるバード・オブ・プレイにはルーサとベトールが…彼女たちの企みとは?
エネルギー・リボンの正体とは?
ピカード絶体絶命のピンチに救世主は現れるのか?
物語は驚くべき展開でクライマックスへと向かいます。
TVシリーズを見たファンには堪らない展開ですが、初めて見る方には難解なプロットが多すぎたかも知れませんね。
また、ネクサスの特性を考えると、戻る場所や時間は考えものですし、カークの描き方もあるいは…と考えてしまいます。
しかし、本作の最重要プロットは「ピカードが直面する“死”」であり、それが最愛の兄と甥、更には伝説の英雄カークの二度目の死を、自らのせいで目の当たりにしなければいけないということ。
賛否は別れていますが、私は肯定しておきます。
過去のエピソードと密接に絡むプロットや、7シーズン分では未解決であった答えなど、スタッフの愛情たっぷりの贈り物です。
是非、ブルーレイで。