前3作は、TVシリーズ176話の枠を越えて「映画版」を意識したつくりになっていましたが、ネメシスはTVシリーズに続く本当のラストエピソードといった趣があります。船内デッキを中心に淡々と進んでいくストーリーはTVシリーズと同様の手法です。このあたりはTVシリーズを知らない方にとって物足りなさを感じる部分かもしれません。個性的なクルー達の活躍、特にデータの今までの活躍を知らないでラストを観ても泣けないでしょうが、熱心なトレッキーはラストシーンを深い感動と涙なしで観ることは難しいでしょう。それほどラストシーンはトレッキーにとって感慨深いものとなっています。ネメシスでTNG(THE NEXT GENERATIONS)に興味を持たれた方はぜひ遡ってTVシリーズを観て欲しいと思います。TVシリーズのパイロット版(データはホロデッキで口笛の練習をしていた)をも意識して設定されたラストシーンはTVシリーズを観ずして理解できないでしょう。TVシリーズを観ていただいた後に、もう一度ネメシスを観て欲しいです。ピカード、ライカー、データ、ウォーフ、ラフォージ等、クルー達の今までの活躍をインプットした上で観ていただくと、あなたも泣けます。次回作への伏線は用意されていますが、余韻を残した本作品で打ち切るのも良いと思っています。(興行成績次第でしょうが)