劇場版製作発表から約3年後の1979年のクリスマスシーズンに全米で劇場公開された。米パラマウント社の公開時期決定は硬かったようである。
制作発表から約3年もの猶予があるにもかかわらず、最終的にロバート・ワイズに決まったのは全米公開数ヶ月前である。ポストプロダクションは進められていたようだが、上層部が満足するものではなかった。ゴタゴタ続きで、予算を浪費するばかり。ダグラス・トランブルが助っ人として起用されるのも遅れ、劇場公開版が出来上がったのは全米公開直前。おそらくロバート・ワイズはリリーフみたいで、とにかく急いで演出と編集することしかできなかったと記憶している。興行的には大ヒットしたが、ロバート・ワイズの構想として完成した作品ではない。後に彼が作品に手を加えたのが2000年であった。当初、パラマウント社の上層部は、70mmドルビーステレオ版の超大作を予定していたようだが、35mmドルビーステレオ版シネマスコープと4チャンネルステレオ版シネマスコープしか用意する時間がなかったらしい。音響もよろしくなかった。従って、小じんまりしたような印象の作品に仕上がっていた。期待して観に行ったが、残念で仕方がなかった。同じ頃公開されていた「スター・ウオーズ」と比較されてあまり評価が良くなくて、僕自身悔しくてたまらなかった。期待を裏切られた。でもTVシリーズからみていたものが、シリーズ化され、昨年のJ.J.エイブラムスで見事蘇ったような気持ちである。次回作が準備中とのこと。まだまだ次の世代に受け継がれていく「スター・トレック」に期待する。