この本は、1999年に発刊され現在は絶版となっている”スターリングエンジンの理論と設計.山海堂”の忠実な再販本です。スターリングエンジン・冷凍機の工学的な専門書は少ないので、重宝すると思います。
内容は、スターリングエンジンの原理・特徴から、エンジンの構成要素の持つ課題やそれらの設計方法、設計に関する数多くの実験式を記述しています。
モデル解析についても、等温モデル・シュミットモデルなどの理論・主な計算式について、少々ページを割いて説明しています。
私は自らのスターリング冷凍機の研究のために購入しました。
冷凍機についてのはページ後ろの付録の中に記述されているだけですが、エンジンと共通化できる課題もあり、またスターリング冷凍機のみの工学書とんと見当たらないため、有用であると感じています。
99年版と比べると、外装がハードカバーからソフトカバーになったこともあり、持ち運びしやすくなりました。
ただ、内容と参考文献は99年版のものと同じであり、99年以降の研究で得られた知見・成果は加えられていません。
総合的に見ると、スターリングエンジン・冷凍機に関する研究に携わる人間にとって、現段階ではお勧めの一冊であると思います。