離婚歴を持つ男性と結婚した40代の女性の、
潔い行動・言動に興味をひかれ、面白く読みました。
淡い思い出を持つ同級生と30年ぶりに再会し、
止まっていた時計が動き出すというストーリー展開は、
一見ありがちに思えましたが、
安っぽさなどはありませんでした。
むしろ崇高ささえ感じるほどで、「スターバドト・マーテル」という、
初めて聴くクラシック音楽のタイトルが、
そんな気にさせたのかも知れません。
私の予備知識がなく、2編からなる一冊だったことには驚きました。
てっきりこのお話が最後まで続くのだと思っていたので、
突然終わってしまったことには、
正直肩すかしを食らってしまいました。
乗り気せずに次の「エメラルド・アイランド」を読み始めたのですが、
これが意外なほどテンポが良く、
また前向きな作品で爽快でした。
全く毛色の違う2作品を楽しめ、お得な本とも言えます。