ピカード艦長の手記として書かれているため、紹介される内容は「艦長の視点から見た」エピソードとなっている。そしてそこから指導者の資質として9つの能力を挙げ、それぞれについてエピソードを交えながら、指揮官としての判断基準を指し示していく。予備知識がなくとも興味深く読めるが、該当するエピソードを知っていれば、さらに楽しめることは間違いない。各章末には訳者によって、どのエピソードがもとになっているかが丁寧に解説されている。
それぞれのエピソードから示される教訓は特別なことを語っているわけではなく、うっかりビジネス書として読むと肩透かしを食らってしまうかもしれないが、著者らがピカード艦長になりきって自らの経験を述懐する姿は微笑ましい。ピカード艦長のキャラクターを知るファンであれば、いかにも彼が語りそうなその内容にニヤリとすることだろう。ファンにはマストアイテムと言える。(大脇太一)
登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
知っている人には面白い.,
By
レビュー対象商品: スタートレック指揮官の条件 (単行本)
著者の挙げる指揮官としての必要なことが実際放送されたエピソードに基づいて語られるため,それらを知っている人には面白いと思います.そのため,個人的には楽しめました.しかし,一度も見たことのない人が最期まで読み通せるかは疑問です.著者はそう言う点に配慮して工夫されているようですが,それでもやっぱり個々の内容を知らないとつらいと思います.
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
艦隊アカデミー公式教科書としてはお粗末。,
By
レビュー対象商品: スタートレック指揮官の条件 (単行本)
ピカード自信が私的記録として綴った形式を採用しているということで興味があり購入した。 しかし各エピソードの解説の後に、強引にとってつけたような指導者の 条件が箇条書きで出て来るだけで、各章ごとの構成が浅く荒いように感じた。 エピソードの中の出来事を検証しつつ、それを指揮官の資質に照らし合わせ、 その結果をどのように評価しどう思ったかなど、ピカード自信の考えを 掘り下げてじっくり書かれたものを期待しただけにがっかりした。 全体としてはエピソードの解説がほとんどを占めており、エピソード ガイド以上の価値を見出せない。 機械都市ボーグの文はひどかった。「私は」「ロキュータスは」という ように人称がごちゃまぜになっていて、とても指揮官が書いた文章とは 思えないような稚拙さだ。 著者自信がピカードになりきれていない。
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
役にたたないようで役に立つ。,
By
レビュー対象商品: スタートレック指揮官の条件 (単行本)
ピカードの目から見た、いろんな事件のエピソード(テレビシリーズ)が中心です。ピカードの講演+そこから得られる教訓というスタイルで、とにかく大まじめに士官としての条件を書いているので、実際に企業などで役に立つかと言えば、たしかに疑問です。たとえば、「宇宙船では、不条理なことでも制御すべし・・・」という教訓を、いくら「宇宙船」を会社と読み替えても、あんまり意味はありそうにもありません。ですが、逆にそこが、変に一般受けをねらっていなくて、いかにもアカデミー公式教科書といった趣で好ましいです。ただ、皆さんもご存じのように、スタートレックの世界というのは、きわめて理想的であり、人類が目指すべき一つの目標です。はたして、我々の社会は「内政不干渉」を実現しているでしょうか。人種差別もなく、男女差別もないスタートレックの世界。その世界における一流士官からのメッセージは、即戦力あるノウハウではありませんが、決して無意味ではなく、心に留め置くべきものです。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|