本作を購入するのは、レターボックス版DVD、スクイーズ版コレクターズ・エディションDVDと続いて三度目なのですが、コレクターズ〜に入っていた裏話聞き所満載の監督のコメンタリー音声がオミットされています。宇宙に進出した人類と対立する昆虫生命体「バグ」との戦いを描く戦争アクション。原作のパワード・スーツは登場せず、現在の米軍海兵隊のイメージで生身の兵士の肉弾戦をメインに描きます。もうひとつの見所は随所に挿入される大本営発表や戦意高揚映像等、軍事独裁政権をパロった演出で、第二次大戦をナチス占領下のオランダで過ごした監督ならではの着眼点が斬新です。
画質に関してはDVDとは比較になりません。俳優の演技シーンはカメラが引いた時の俳優の表情がはっきりと読み取れますし、屋内セットのディテイルも明瞭です。しかし圧巻なのはVFXシーンです。高解像度と低ノイズが両立され、力強く輝く星々、巨大感あふれる宇宙戦艦、そして地面を悍ましいまでにびっしりと埋める「バグ」等、DVD版との違いは歴然としています。
反面、音質はロスレス音声でないことを差し引いてもかなり全体に厚みがなく迫力不足。射撃音、爆発音も非常に軽薄で、サラウンド感や重低音も抑えられて戦場の迫力が足りません。思うに、音質については最初に出たレターボックス版が一番迫力がありました。
とは言え、過去の製品と比較しても格段に安価ですし、同じ監督の「ロボコップ」がお好きな方なら是非購入をお勧めします。