森本さちこさんの本は2冊目ですが、前回の「スタンプワークブック・イギリスからの贈り物」に比べると、かなりシンプルな印象があります。しかし前回の作品を『額に入れて鑑賞したい』ものとすれば、今回は『身近に置いておきたい』ものばかり。イギリスらしいハーブを題材とした小さな刺繍たちは、サシェやポーチ、ブックカバー、ナプキンなどに仕立てられ、生活に趣と自然を愛でる愉しみを与えてくれるでしょう。
作品数は27。基本のステッチは図解で、スタンプワークの技術はカラー写真で細かく説明があるので、スタンプワークが初めての人でもトライし易そう。ひとつの作品がそんなに大きくないので、肩肘張らずに始められると思います。
最近はスタンプワークを扱った刺繍の本や言葉を見聞きすることも増えてきましたが、やはり森本さんの技術を見ると、これぞスタンプワークといった感じがします。デザイン、ステッチの組み合わせ、色遣い、仕上がりの美しさ、どれをとっても勉強になります。