私は小売店の店長をしているのですが、もっと早くこの本に出会っていたらどんなにスタッフのやる気を引き出しチームの成果をあげられたかと率直に思いました。
店長をしていると、スタッフとの意識と価値観の違いに戸惑うことがしばしばありました。また、スタッフといっても性格も価値基準も千差万別なので個々の対応に苦慮していました。
本書では、スタッフの成長過程により対応スタイルを変えていくことにより、効果的に育成が出来ると言うことを「指示」と「支援」の使い分けによって見事に解説されています。意欲が高いが技術が足りない「新人スタッフ」には「指示型」の対応を、技術は高いが意欲にバラツキがある「中堅スタッフ」には「支援型」の対応をと、具体的な対応の方法について分かり易く述べられています。どのスタッフにも同一の方法で接して、思うように成果があげられなかった自分には目から鱗でした。
また、スタッフの価値基準のタイプを「成果重視型」「社交重視型」「協力関係重視型」「クオリティ重視型」の4つに分類して具体的な対応方法についても詳細に述べられています。今まで一辺倒の対応をしていた私が上手く行かなかった理由がよく分かりました。今後はスタッフに合わせた対応で成果をあげられそうです。
コミュニケーションが円滑にいく為の方法や、モチベーションを高める認め方、ほめ方についてもコーチングを中心とした店長やリーダーの立場に立った分かり易い解説でとても共感でき参考になりました。
解説や理論を並べた「参考書」が多い中で、私の様な店長やリーダーの立場に立った、読んだ今から即使える「実践マネジメント本」として、特に部下を持つ店長や若手リーダーに推薦いたします。