STAX静電型ヘッドホンの現行ラムダ系最上位機種である。
以前より高音や細部の表現力には揺るぎない評価がある一方で、低音部の線が細いという声もあった。
発音体の構造および膜の材質の一新でそのあたりが増強され、トータルバランスが良くなった。
(もっとも、ノリを最重視するようなDJ系HPのようなレベルを期待してはいけないし、そもそもSTAXにそれを求めるヒトもいないと思うが。)
発売当初は新型発音体使用モデルは507のみであったが、今は307、407も同系統の発音体を使用している。
したがって違いといえば、
・ヘッドバンド調整機構
・色
・イヤーパッド(本革or合皮・ただし、肌に触れる部分のみ)
・ケーブル
なので、予算や価値観、好みに応じて適切なモデルを選べばよいと思う。
507を使用する一番大きいメリットはヘッドバンドの位置が固定されるところで、着け外しのたびにヘッドバンドを調整し直さなくてもよいことである(とはいえ、それほど手間というほどのものでもないが)。
ヘッドバンドと色で507で個人的には満足しているが、307/407と結構値段差があるので、あまり積極的にはオススメしない。
欠点といえば、ヘッドバンドと発音体をつないでいるネジが緩みやすいことである。しかも、そのネジはトルクス(ヘクスローブ)のT5なので、そこいらにある(精密)ドライバーで締め直せない。当初トルクスレンチを持っていなかったので調達するまでしばらく使用出来ず、少し困った覚えがある。
もっとも、これは私の所有する個体特有のクセなのかもしれないが…。
これを買うヒトはほとんど指名買いなので、あまりこのレビューは参考にならないだろうが、何かの役に立てば幸いである。