映画はもちろん劇場で見るに越したことは無い。所詮「絵コンテ」なんて製作現場のツールなんだし、と思うことは自由だが、絵コンテに記された時間を自分で刻みながら映像のイメージを膨らましていく。この本の良いところはカラーで彩色されているためイメージを描きやすい。映画館で一方的に見せられるのも良いが、気に入ったシーンを自分なりのスピードでページをめくる。宮崎駿の1枚1枚の絵に体温が感じられるから見ていて気持ち好い。アニメや映像に興味を持っている人だけでなく子供たちにも見てもらえる絵コンテとなっている。
「絵コンテ」の読み方は巻末にあるし、付録のリリー・フランキーの月報寄稿を読むだけでも価値がある。DVDだけでなくこんな「絵コンテ」はげひ保存しておきたい。