CSSで表現したいことをとにかく今すぐ顕現させたい、理屈は後からついてきてくれればいい、というような水準にある利用者(モロに私)にとっては、大変に使い勝手のいい本だと思います。できることを手に取るように見せてくれて、サンプルソースが提供されているので、それを使いまわせばすぐに『真似』ができるからです。
建設的な批判には、自分も「ああ、そうですよね」と頷くところが多々あります。ですが、結局は利用者の目的意識、問題意識のいかんで一冊の書籍が良書にも悪書にもなってしまう、ということの好例になっている気がします。
どんなジャンルでも万能薬たりえる本は、まず存在しないでしょう。手軽で簡単な三分クッキングの料理本に栄養学の根本問題の解答を求めることに無理があることを、一体誰が疑うでしょうか。自分にとってどういう使い方をすればこの辞典が威力を発揮するのか、を利用者それぞれが考えながら使えばいいのであって、この本からは頂戴できないところは他書に求めば済むことです。