丸く切り取られた写真が続きます。
被写体は小箱の中に閉じ込められた、小さな部屋だったり
廊下だったり、庭だったりします。
個人的に気に入ったのは長く続く廊下の写真でした。
長い廊下の壁に、無数に並んだドアと、
何故かそれに向き合うよう並べられた椅子とテーブル。
静寂で、一見陰鬱に感じる風景なのですが、
窓からこぼれる明るい光(午前中の陽光に見えます)に救われるのです。
作品は退廃的な風景が多いのですが、ほとんどに窓やドアがあり、
そこから見える外の景色や光がとても綺麗です。
光の当て方によって全然違う雰囲気になる小箱もあるらしく、
その精巧な造りに感心させられます。
ただ、大きな写真でちゃんと紹介されていない作品が数点あるようで
(終わりのほうに小さく載ってました)、それが残念だったので☆4つで。