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5つ星のうち 4.0
スコットランドで考える旅,
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レビュー対象商品: スコットランド紀行 (岩波文庫) (文庫)
スコットランド北方の孤島、オークニー諸島で生まれた詩人の、嬉し恥ずかし懐かしさ満杯の<出身地紹介旅日記!>ということを本書に期待して読み始めれば、間違いなく失望する。エディンバラからおんぼろ車を駆って、ローランド、ボーダーズ、ハイランドとスコットランド各地を巡りながら、彼の地の経済状況を中心に、なんでイングランドの若者はこうもがさつなのか、なんで、スコットランドはこうも荒廃しているのか、なんでメルヴィッチの小さなホテルの食事はかくも美味しいのか等々を考える紀行文である。 スタートは1934年、原著リリースは翌1935年。 当時は不況で、ミュアが巡る各地も失業者が多い。やがて、自身が社会主義者になった経緯も明らかにされる。カーフィンのグロットー(岩屋)ではこの地で起きたキリスト教的奇跡も紹介される。ハイランドの現在の破壊の要因も考える。ホテルの壁の虐殺された動物の絵画にも言及する・・・・・ 21世紀の現在、スコットランドに行ってみようという人は、ダーネスのティー・ルームでのコールド・ハムとレモネードのランチを試してみればいいだろう。多分、80年近く昔の味が今でも残っているだろう、ということを期待して・・・・・
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
過去からの視線。,
By intejetjp "interjetjp" (大阪) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: スコットランド紀行 (岩波文庫) (文庫)
軽めの読み物、ガイドブック・、センチメンタル・ジャーニーを期待すると、面くらうことになる。スコットランド地方の風物も描かれてるが、詩人の良心は、 貧困の中に暮らしている人々から、 目を遠ざけるわけには、いかなかった。 時も、1934年。 20代・30代あるいは、生まれた時から、失業手当で暮らしている人々。 作者の言う、「永遠の日曜日」が続く。 なんとなく 、2011年の日本と、状況を重ね合わせてしまう。 結論は、出ていない。
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