依頼人は上院議員。重要書類を盗んで姿を消した掃除婦ジェンナを探し出してほしいという。ほどなく居場所をつきとめると、彼女は正義のためにその書類をパトリックに託したいという。しかし、書類を手に入れる直前、パトリックの目の前で、ジェンナは射殺されてしまった。上院議員が回収を焦るその重要書類はいったい何だったのか。
やがて、巨大な黒人ギャング集団のボスたちが重要書類を求めてパトリックに接触してくる。殺されたジェンナの夫マリオン・ソシアと、マリオンを激しく憎む息子のローランドだ。2人は別々の集団を組織し、小さな街で互いに争っている。やりきれないような暴力と貧困の街で死んでいったジェンナの遺志を継ぎ、パトリックは真相究明に乗り出した。
政界とギャング界の癒着をえぐる社会派ハードボイルドのスタイルをとり、事件の裏面に黒人差別と幼児虐待の問題を描く硬質な展開。さらに2人の探偵が抱える心の傷が物語の底にひそみ、厚みを与えている。貧困による絶望と憎しみが交差する街で、パトリックの銃が怒りの火をふく。(木村朗子)
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日常生活でそんな長ったらしい比喩で状況を説明するのは非現実的なのに。
人種・政治・虐待・ギャングとテーマ満載です。
映像化するならメル・ギブソン&サンドラ・ブロックあたりでしょうか。
レへインは初めて読みましたが、もう1作読んで見たいと思わせる一冊でした。
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