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前作「X」での世界観をそのまま引き継ぎ、さらなる新システムが導入されている。「X」で召喚士として登場したユウナが今回の主人公で、ガンナーと呼ばれる銃で攻撃を行う。ともに旅をするのはシーフのリュックと戦士のパイン、女性3人の華やかなパーティだ。新システムのドレスアップがポイントで、戦闘中にこれを行うことで、キャラクターのジョブを変化させることができる。彼女らのコスチュームが派手なエフェクトとともに変化し、相手のモンスターに合わせたジョブになるのだ。バラエティに富んだコスチュームを見るのも今作の楽しみであろう。
「FF」ファンにはおなじみのATB(アクティブタイムバトル)システムも復活し、緊張感あるバトルを繰り広げることができる。さらには「X」で登場した、ワッカやキマリのその後も知ることができる。テーマソングはR&Bシンガーの倖田來未(こうだくみ)が担当し、さらに味わい深いFINAL FANTASYワールドを作り上げている。(樋口浩二)
【不満な点】
・ユウナの性格変わりすぎ(あのひたむきさは何処へ行ってしまったのか?)
・ミニゲームばかりで肝心のストーリーがものすごく薄い(雷平原のミニゲームなんてうんざりしました)
・ドレスチェンジをすれば誰でも白魔導師や戦士になれるというのは便利かもしれませんがいちいちチェンジするの面倒くさい
・シンラとアニキに蹴りとばしたくなった
・寒い台詞が多い
お気楽女子高生3人組がスピラのあちこちをダラダラと冒険する超大作。これはFFとは呼べない。
一つだけ納得できる部分を…。前作の「自らの命と引き換えに世界を救う」という「他人のために生きた」重たいさだめから解放された主人公が、自分の生き方を変えるために必要以上に明るく振る舞わざるをえない…という部分でしょうか(この点はゲームの雰囲気に直結するので、結果的に前作のイメージが壊れて「否」を唱える方が多いのだと思います。私もその一人ですが)。
スクウェアの『FF』制作の中枢に関わる方に申し上げたい。FFが日本だけでなく世界でも支持されてきた理由を。新作が出ても全くと言っていいほど世界観が変わらない『DQ』が支持されるのとは逆に、『FF』が支持され続けてきたのは、その斬新な世界観と重厚な物語にあるということを。一つの作品にこれだけ多くの方が「否」というレビューを書いていることを謙虚に受け止めていただきたいと思う。今回のことを大きな失敗であると自戒し、次回作からは正統な『FF』をまた制作してください。
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