まさに自分が、バットマンだと浸らせてくれるゲームです。
動かしていて気持ちのいいゲームは久しぶりです。
◆ストーリー
バットマンが好きな方はもちろん、キャラゲーとしてニヤニヤ出来ると思います。
知らない方でも、ストーリーは理解できるように作られています。
基本的にはバットマン vs ジョーカーをを筆頭に置いた、アーカムに収容された怪人達の構図ですが、
単純にならない様に演出にも凝っていますし、非常に丁寧に語られますので、
一本のドラマを観るように、シリーズを知らない人でも楽しめます。
◆システム
ステルスで敵に気付かれずに倒す。
体術で乱戦を乗り切る。
この、どちらも出来るいい塩梅のシステムだと思います。
前者はこれぞバットマンと言う様な、目されずに暗闇から襲われる畏怖を敵に与えられ、
後者はフリーフローのおかげで、途切れることの無い爽快なコンボを決める快感があります。
ステルスの最中に見つかると、絶対的な不利になり、詰んでしまう憶えゲーとは違い、
必ず打開策があります。人によっては難度が低めに感じるかも知れませんが、
選択肢が広いのは評価できる点だと思います。
難度は選べるので、ハードなら歯ごたえのある戦闘も楽しめます。
操作方法はシンプルです。
移動はアナログスティック。
ダッシュ、調べるは×ボタン。
□、△、○は戦闘に使用します。
バットラング(コウモリ型の投擲ブーメラン)などのガジェット類は
方向キーに集約され、選択は一発。L1で構え、R1で発動。
操作のシンプルさはそのまま快適にキャラに反映されます。
◆美術、演出
グラフィックですが、もちろん美麗なのですが、それ以上に世界観にマッチしています。
自分はティム・バートンのバットマンの様な、あえて『作り物』っぽく、
ダークファンタジー要素のある舞台美術が好きなのですが、
このゲームはリアルの中にも、ゴッサムの登場人物や建造物であると言う存在感、
デフォルメが素晴らしいです。
バットマンのデザインも、オールドと近年のものを程よく取り混ぜていて、
いい意味で、逸脱する事もなく、アイコンとしてのバットマンを作り上げています。
ブルースとしての素顔が出ないのも、個人的には好印象でした。
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不満点が無いと言えば嘘になりますが、差し引いてもだいぶおつりが来るはずです。
以下、多少気になった部分です。
◆ディテクティブの視界(ノクトビジョンの様な視界切替機能)
が便利すぎて、全編通してこのままで大丈夫です^^;
謎解き、敵の把握、隠し通路、部屋の発見、痕跡の追跡、等がこれだけで出来てしまいます。
せっかく通常視界の美術が美しいのに、あまり通常視界に切り替えるメリットがありません…。
(イベント時は自動で通常視界に切り替わるため、結果、それ以外は…。)
もう少し景観が見えにくくなる、などの制約があっても良かったかもしれません。
意図的に世界観を楽しんだり、制約プレイの際には役立ちます。
◆やり込み要素
本編に登場しないバットマンの登場人物のデータなどが収集できます。
バットマン好きには大変ありがたいのですが、興味の無い方は完全スルー出来ます。
集めなくてもなんら問題なくストーリーが追えるのですが、
多少は本編に反映できるご褒美も欲しかったかなぁ…。
トロフィーには対応しています。
前述の通り、自分で制約を設けてのプレイがお好きな方は、
バットマンを強化しない。最低限しかディテクティブモードを使用しない。
ステルスしない。などで楽しめるかと思います。
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★全体を通して、非常に良質なゲームです。
バットマンが嫌いって人は★マイナスですが、
そもそも、そう言う方の購入の選択肢にはあがらないと思うので^^;
初めての方でも楽しめる上、ファンにはニンマリ要素も用意してくれている、
懐の深さは大変高評価です。