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スキャンダル戦後美術史 (平凡社新書)
 
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スキャンダル戦後美術史 (平凡社新書) [新書]

大宮 知信
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

戦時中に描かれた戦争画と画家の責任問題から、後を絶たぬ贋作の横行と絵画のバブル商品化、日本各地に数多く創設された美術館の経営危機、そして、東京芸大が抱える非芸術的な受験現象まで、戦後の美術界は、金と欲と権威主義が絡んだスキャンダラスな出来事に事欠かない。世を騒がせた「アートシーン」の背景を読み解き、この国の美術のあるべき姿を問う事件簿。

内容(「MARC」データベースより)

戦争画、贋作、絵画バブル、芸大受験…。戦後の美術界は、金と欲と権威主義が絡んだスキャンダラスな出来事に事欠かない。世を騒がせた「アートシーン」の背景を読み解き、この国の美術のあるべき姿を問う事件簿。

登録情報

  • 新書: 256ページ
  • 出版社: 平凡社 (2006/10/11)
  • ISBN-10: 4582853455
  • ISBN-13: 978-4582853452
  • 発売日: 2006/10/11
  • 商品の寸法: 17 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By いと トップ1000レビュアー
形式:新書
スキャンダルという題名だが、それにあたるのは
「国立西洋美術館が買った贋作」とか
「美術品で裏金づくり」とか、いくつかの項目だけで、

多くは、戦後美術界が抱えてきた問題の提起ではあるが、
スキャンダルというのとはちょっと違うものが多い。
例えば、ある美術館での展覧会について、
「コンセプトがよくわからない」とか、
「安直な企画ではないか」とかの批評が並んでいるのだが、
別にスキャンダルじゃないですよね。

というふうに、「スキャンダル」を題名につけて
「題名買い」をさせようとはしているが、そのことを除けば、

「藤田嗣治は日本から追放されたのか」
「県立美術館は凡庸の極み」
「遊園地化する美術館」
「失敗した芸大の入試改革」
など、戦後美術史にとってのいろいろな問題点が網羅された力作。
著者の経歴を見ても美術とはまったく関係がなかったのに、
ここまで勉強して素晴らしい。著者の経歴にも注目。
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10 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 先に出版された「芸術とスキャンダルの間」が日本美術の表の面を描いたものとするのならば、本書はその裏の面を描いたものといえるだろう。特に藤田嗣治と東京芸大の項が興味深い。著者の的を射た問題提起にも関わらず、と言うより的を射ているからこそ日本の画壇が変化をすることはないであろう。改革で一番困るのは改革が必要な画壇自身であり、一番困らないのが内情を知らない一般人であるからだ。私たちに残された選択は天才の出現であるが、それが日本人であっても海外からの‘輸入’という形になるのではないのか。私たちは海外の御墨付きがなければ‘天才’というものがどんなものなのか分からないからだが、何故分からないのかは本書を読めば分かる。
 しかし例の和田氏の芸術選奨取り消し事件は不思議なものだった。私は和田氏とスーギ氏の作品をテレビで見比べた時、コミックとそれをそのまま‘引用’したリキテンスタインの作品を思い出した。同じ‘引用’であるにも関わらず、一方は罵詈雑言を浴びせられ、他方はポップアートの巨匠であることが理解出来ない。それともこの事件は、スキャンダルで作品の値を上げるために仕組まれたものだったのか?...和田氏の?...スーギ氏の?...二人の!?
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