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スカーペッタ 核心(上) (講談社文庫)
 
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スカーペッタ 核心(上) (講談社文庫) [文庫]

パトリシア・コーンウェル , 池田 真紀子
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

検屍官に届いた恐怖のクリスマスプレゼントCNN解説者としてマスコミの脚光をあびるスカーペッタ。放送後、アパートで彼女を待っていたのは、送り主不明の不審な小包だった。検屍官シリーズ衝撃の17弾

内容(「BOOK」データベースより)

クリスマス直前。有名美人投資家の失踪事件と、セントラルパークで発見された若い女性遺体のニュースがマスコミを賑わせていた。スカーペッタはNY検屍局の仕事のかたわら、CNNの法医学解説者としてテレビに出演。放送終了後、自宅アパートで彼女を待っていたのは、送り主不明の不審な小包だった…。

登録情報

  • 文庫: 424ページ
  • 出版社: 講談社 (2010/12/16)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062768372
  • ISBN-13: 978-4062768375
  • 発売日: 2010/12/16
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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23 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 無銘 VINE™ メンバー
自分の中では年末の恒例行事である、スカーペッタシリーズの新刊。
毎年、かなり年末が近付かないと出版のアナウンスが流れないので
ヤキモキさせられる。

今回もここ数作と同様上下巻二冊同時発売だったが、一時期の様に
異常にひらがなが多い・一ページ当たりの文字数が少ない、などの
ヘンテコな水増し増ページ作戦によるものでは無く、まあ上下巻二冊分の
読み応えがある内容と言って良いものだった。
尚、池田真紀子氏の翻訳は秀逸也。
乗りモノや銃器など様々な分野の専門用語が多数出てくるが、
その分野に知識が無くとも読みこなしやすいとても良く練れた訳文になっている。

描かれる物語は非常に短期間(正味二日間。物語開始前に起こった事件も絡むが)で、
スカーペッタ以外の人物の視点も交えつつほぼ時系列に進むので
ドラマ「24」などのようにリアルタイムドラマの様。
大立ち回りは少ないが、多くの捜査機関の多元的な活躍や最新鋭のハイテク装置などが
次々に現れ、物語はテンポ良く且つドラマチックに展開する。

スカーペッタが検死局長を辞めた前後に、彼女以外の登場人物も公私ともに大幅に
生活環境が変わったが、前作では概ね然るべき役職を得ていた。
これで一安心か、と思いきやまだまだ過去の亡霊たちが彼らを苦しめる。
ここ数作でレギュラーメンバーはほぼ全員かなり深刻なトラウマを背負ってしまっていたが、
今回はその中でもスカーペッタ始め多くの者の人生に多大な悪影響をもたらした
因縁の宿敵がまたしても現れる。
ベントンの苦悩の人生の意外な真相も明かされていたはずだったのだが、更なる真相が
またまた初めて明かされる。

尚、相変わらず幾人かの「物凄く下種で卑怯で嫌な奴」が登場し、
如何にそいつらが嫌な奴なのかがかなり詳細に描かれる
(マスコミ関係者や投資コンサルタントなど職業は様々)。
またしてもコーンウェル自身の私生活で何か不愉快なことがあって、それに絡む人物なんかが
モデルになっちゃってるのかな、などとついつい勘繰ってしまう(笑)。
如何に嫌な奴なのか、という描写は非常に詳細に執拗に描かれるのだが物語にはあまり
関係ないというか、そもそもその登場人物をすごく嫌なヤツとして描いた必然性が
あまり感じられない。
というようなところも相変わらずのコーンウェル節と言えるだろうか…

伏線等に多少の疑問の余地も残ったが、前作「スカーペッタ」に続く今作を読む限りでは、
シリーズ初期の面白さを概ね取り戻したと感じている。
次作にも期待!
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
邦訳の既刊総計で1,200万部という世紀の大ベストセラー、パトリシア・コーンウェルの<検屍官>シリーズの最新第17弾。訳出は前作『スカーペッタ』に引き続きジェフリー・ディーヴァーの<リンカーン・ライム>シリーズで有名な人気翻訳家池田真紀子。

今回の事件は大きく3つ。ひとつはほぼ1ヶ月前の感謝祭の前日から姿を消した有名な女性投資コンサルタントの失踪事件。ひとつはスカーペッタが検屍を行った、セントラル・パークで遺体として発見された26才の女性の、ジョッギング中に後頭部を殴打されレイプされ殺された事件。そしてCNNに生出演したスカーペッタのニューヨークでの住まいに届けられた怪しい小包の事件。これらの事件を軸にクリスマスを1週間後に控えた’09年12月18日から翌日にわたっての、お馴染みのシリーズ・キャラクターたちの動きが描かれる。

シリーズも17作目ともなると、第1作目からの過去のエピソードが蓄積され、スカーペッタの、ベントンの、ルーシーの、バーガーの、そしてマリーノの胸中に去来するかつてのおぞましい経験の叙述や、誰が誰をどうして嫌っているとかいうような述懐が物語の大半を占める。そして複雑に絡み合った事件の結末にも過去の“宿敵”の影が・・・。
完全な1話完結ものにできないところがシリーズものの宿命であろうが、どこからでもすんなり入ることのできるシリーズものも少なくない中、やや残念に思った。

とはいえ、本書は’09年にアメリカで起こった社会現象や、事件捜査の最新のハイテク機器などが彩りを添え、地味ながらも合議を中心としたFBIの捜査で一歩一歩解決に近づけるというのは、コーンウェルのこのシリーズの特長なのだろう。それなりに読み応えのある作品に仕上がっている。
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
心理描写が濃すぎて、スピード感がなくなってしまった。その割に肝心の犯罪のほうの
記述がおざなりになってしまったようだ。

登場人物については以前の本を読んでないと、良くわからないだろう。
スカーペッタファンだけが読んでくれればいいのかな・・・・

もう、私は、このシリーズは、これで最後にしようと思う。案外、著者もそう思っている
かもしれない。
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