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スカートの風―日本永住をめざす韓国の女たち (角川文庫)
 
 

スカートの風―日本永住をめざす韓国の女たち (角川文庫) [文庫]

呉 善花
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

韓国から留学生として来日した著者が、韓国人が持ちつづけてきた日本人像を打ち破り日本文化と融合してゆく様と、そこから見出した韓国社会の病根と日本社会の素顔を綴ったルポエッセイ。(関川夏央)

内容(「BOOK」データベースより)

27歳で韓国から留学生として来日した著者。しかし日本人の曖昧な笑顔や態度、韓国人には考えられぬ不思議なその人生観にカルチャーショックを受ける。そんな困惑の中に知り合った、日本で働く韓国人ホステスたち。彼女たちの姿に、日韓文化のギャップの源や意外な真実が映し出されていることに気づき始めて…。一留学生が、李朝以来の韓国人が持ち続けてきた日本人像を打ち破り、日本文化と融合してゆく様と、そこから見出した韓国社会の病根と日本社会の意外な素顔を綴った、衝撃のルポエッセイ。

登録情報

  • 文庫: 239ページ
  • 出版社: 角川書店 (1997/02)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4041903017
  • ISBN-13: 978-4041903018
  • 発売日: 1997/02
  • 商品の寸法: 15 x 10.4 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
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90 人中、88人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 呉善花女史の処女作は衝撃の日韓文化比較論, 2006/12/9
By 
青頭倶楽部 (北東アジア) - レビューをすべて見る
(トップ50レビュアー)   
レビュー対象商品: スカートの風―日本永住をめざす韓国の女たち (角川文庫) (文庫)
日韓の文化比較研究や現代韓国の解説など、多くの著作をものしている現拓殖大学
教授・呉善花女史だが、彼女の名が一躍知られるようになったのは平成二年に上梓
された本書のヒットによる。無名の韓国人留学生の処女作は瞬く間にベストセラーに
なり、韓国という国の特殊性に多くの日本人が目を向ける端緒をつくった。不可解で
あった韓国人の行動原理が、本書で理解できたという者も多数生まれたものである。

筆者は日本で働く韓国人ホステスに光を当てる。女は子を産む存在に過ぎない男尊
女卑国家・韓国の女性の悲哀。妻として生きられなければ、春を売るしかない現実。
なぜ日本は違うのか?という筆者の疑問は、日本人の精神の奥底に食い入っていく。
出版時期からいって、筆者の体験は多くが昭和のものだろう。豊かになった韓国も
変化はしているに違いない。だが本書の描く韓国の底流は今も変わっていないようだ。

本書は公平な目で検証した日韓文化比較論だが、韓国人からすれば許し難い著作で
あったらしく、呉善花は実在せず、日本人の成りすましだという俗説が一部で流れ、
呉善花探しが行われた。彼女の実在が確認されるとそうした虚報は消えていったが、
やがて彼女の名は売国奴の代名詞と化し、糾弾の対象となっていく。韓国当局に
よる執拗な嫌がらせや脅迫を受けたこともあり、その後帰化の道を選択するに至る。
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60 人中、56人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 読みやすい日韓文化比較論です。, 2007/1/17
By 
本が好き - レビューをすべて見る
(トップ1000レビュアー)   
レビュー対象商品: スカートの風―日本永住をめざす韓国の女たち (角川文庫) (文庫)
 呉善花さんの処女作の日韓文化比較論です。 彼女がこの本で書きたかったことは、本書の中にも書かれて

いますが、

 1.日本で働く韓国人ホステスから韓国を根底から揺るがすことになるかもしれないきわめて大きな問題を

   発見したこと。

 2.意外な「日本の顔」を示してみたい。

とあります。

 日本で働く韓国人ホステスと接することで、女性が一人で生きられない自国の恐るべき男尊女卑社会の実態

が明らかにされていきます。 キーワードは「両班(ヤンバン)と貴姫(キーセン)文化の国」、李氏朝鮮

が、両班(ヤンバン)という貴族と庶民(サンノム)との完全な階級社会で、貴姫(キーセン)とは、技芸

を持ってヤンバンの相手をする高級娼婦、其の流れが韓国社会に色濃く息づいていること。 その可笑しさを

、彼女自身が日本に来て実際に日本に働きに来ている韓国人ホステスたちと関わっていくまで、可笑しいと

気付かなかったこと。

 韓国人の二つの夢は、「お金と権力、犬のように働き両班のように使う。」と書かれているように目先の

金銭至上主義が横行する韓国社会を対立の韓国とし、対して日本を調和と捉え、鋭い感性で日本の良さを捉え

て明らかにしてくれます。 日本人の内面的充実感・安定感、平々凡々たる事や物であっても充分に楽しく生

きていける世界がある。 韓国を知る上でも日本を再発見する上でも軽い読み物として読める本です。
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119 人中、106人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 日本のこと、日本人はこんなに理解しているだろうか?, 2004/3/2
By 
Hiromi (ロンドン、UK) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: スカートの風―日本永住をめざす韓国の女たち (角川文庫) (文庫)
戦後世代の呉善花氏は、自身の受けた強力な反日教育にも拘らず、優れた観察力・洞察力で韓国と日本の比較文化論を展開する。

呉氏の形容する日本社会は「人並み以上の経済力も社会的な地位も、ましてや権力も望まない人たちが懸命に働いている社会。しかも、そのことによって貧困をほぼ一掃することに成功した社会。」である。21世紀の日本の状況がそのとおりであるかどうかには若干の疑問が湧くが、少し前までは、本当にそのとおりだった、と思う。少なくとも、そういう姿を理想としてきたはずだ。私は、韓国人の呉氏がそういってくれたことに、素直な感動を覚えた。

また、「たてまえの亭主関白」と「実質的なカカア天下」という「二重権力」で「多くの庶民たちの家庭が支えられてきた」との観察には思わず膝を打った。巷の「男女同権論者」は「日本は『男尊女卑』で女が苦しめられている」と言い、給料は奥さんが握って旦那はお小遣いをもらって、といった実際の状況を無視している、とかねがね思っていたからだ。

さらに、呉氏は天皇について「権力の象徴ではなく」「日本人の精神文化に深く根ざしたところに由来を持つ、ある精神性の象徴」と正確に分析して見せた。日本人でも、これだけ深く天皇の存在意義に就いて理解している人が何人いるだろうか?

韓国の反日ぶりには正直辟易することもあるが、呉氏が日本に対して行ったような観察、理解、歩み寄りを、私達日本人も心がけるべき、と考えさせられた。同時に、韓国人の呉氏にもわかる日本人の「心」の文化を、私達日本人自身がもっと大切にせねば、としみじみ思う。

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