以前BS放送で見た時の印象はあまり良くなかったのですが、BDでは別物のように感じるほどの素晴らしい出来でした。
レトロ感を出す為か全体的に暗く、ソフトフォーカスな感じは変わっていないのですが、実はかなりの精密描写がなされていることに気付きました。特にCGで作られたメカの緻密さは見事なもので、終盤のロケット内の描写などは本当に凄い。そのリアルさが荒唐無稽な話に「現実感」を与えているんですね。
人物の方も、以前はただ白っぽくしか見えなかった肌が実はしっかりと肌色が乗っていたのには驚きでした。顔の表情なども非常にクッキリしていて、ボカしてる部分とのメリハリをつけており、丁寧にマスターが作られていることを感じさせました。
俳優も良いですね。精悍なジュード・ロウとキュートなグゥイネスパルトロウのお二人が、妙にこのコミックの世界にマッチしています。特にグゥイネスパルトロウの方は、「アイアンマン」でもわかる通り、ちょっと現実ではないメルヘンチックなヒロインが似合う女優ですね。出番は少ないですが、アンジェリーナ・ジョリーもいい味を出しています。
何か夢を見ているようで、いつまでも観ていたい映画。飛行機での戦闘シーンも見ごたえがあり、できれば大画面での鑑賞をお勧めします。