家具職人を目指す人にとって、そうでない人も、惹かれてしまう魅力的なタイトル。
内容はタイトル通り。スウェーデンで家具職人を目指す著者の奮闘記です。
しかし、著者自身が、あまり楽しくない事は書かない様にしていると断ってはいるものの、
内容からはあまり奮闘ぶり、苦労ぶりが伺えない。
著者自身ドイツ生まれで、父親がドイツのピアノ修理マイスターで、曽祖父もドイツに医学留学していて…と、
僕の周りにはいない類の家系である事は確かであり、その事も著者自身反則的と認めている。
勿論、スウェーデンで家具職人の資格を得るという事が、そういう事情だから成しえれたのだとは言わない。
しかし、独身ならともかく、夫婦2人で乗り込み、資格を得るまでにお子さんも2人授かってらっしゃる。
そんな状況下で、資格を得る著者の努力、才能には感服せざる得ない。と、皮肉っぽく書いたのには理由がある。
それは、なぜか費用、お金についての事があまり書かれていない様に思うからです。
世界でもかなり高い物価のスウェーデンで、最終的に家族4人。奥さんが働いているという描写もない。
家具作り以外の事で書かれている妊娠出産の事で、出産にかかる費用はほぼ無料と書かれているし、
学生でも生活保護とか、児童手当とか、そもそも学費が無料だから、とにかく学生になれば大丈夫なのか?
しかし、先に入ったカペラゴーデンは私学っぽいし、やはり学費はかかるんじゃ…。
そもそも、生活費だけでもかなりの額になるはずだし、子供のおむつ代や服代など馬鹿にならない。
なんだかその辺りがボケ気味で、先に書いた様に、大金持ちとは言わないまでも、
やはりそういう僕の周りにはいない、ちょっと庶民離れした方たちなのかなと思ってしまう。
まぁでも、そんな事に卑屈になってもしょうがないわけで…。
家具職人の資格を得る事自体は恵まれた環境でないと出来ないって事ではない。
まぁ夫婦で行って子供2人育てながらっちゅうのは難しいかもしれませんが…。
それはこの家庭の問題であって、家具職人を目指すのとは関係ないわけだし。
それは省いて、これから目指す方にとっては、大変夢広がる書なのではないでしょうか?
小生の貧乏性のせいで、最後までなんか卑屈で嫉妬心みえみえの文章になってしまい申し訳ありません…。
恵まれた環境だったのに加え(偏見)、著者が素直でまっすぐな人柄だったので尚更出てしまいました…(苦笑)