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スウィート・ヒアアフター
 
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スウィート・ヒアアフター [単行本]

よしもと ばなな
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

命の輝きが、残酷で平等な世界の中で光を増していく――。
今、生きていること。その畏れと歓びを描き切った渾身の書き下ろし長編小説!

「とてもとてもわかりにくいとは思いますが、この小説は今回の大震災をあらゆる場所で経験した人、生きている人死んだ人、全てに向けて書いたものです。」――よしもとばなな

ある日、小夜子を襲った自動車事故。同乗していた恋人は亡くなり、自身はお腹に鉄の棒が刺さりながらも死の淵から生還するが、それを機に小夜子には、なぜか人には視えないものたちが見えるようになってしまった。行きつけのバーに行くと、いつもカウンターの端にいる髪の長い女性に気付いたり、取り壊し寸前のアパート「かなやま荘」の前を通ると、二階の角部屋でにこにこと楽しそうにしている小柄な女性がいたり……。その「かなやま荘」の前で出会った一人の青年・アタルと言葉を交わすうちに、小夜子の中で止まっていた時間がゆっくりと動き始める。事故で喪ってしまった最愛の人。元通りにならない傷を残した頭と体。そして、戻ってこない自分の魂。それでも、小夜子は生き続ける。命の輝きが、残酷で平等な世界の中で光を増していく。今、生きていること。その畏れと歓びを描き切った渾身の書き下ろし。

内容(「BOOK」データベースより)

お腹に棒がささった状態から生還した小夜子は、幽霊が見えるようになってしまった。バーに行ったら、カウンターの端に髪の長い女の人がいる。取り壊し寸前のアパートの前を通ると、二階の角部屋でにこにこしている細く小さい女の子がいる。喪った恋人。元通りにならない頭と体。戻ってこない自分の魂。それでも、小夜子は生き続ける。

登録情報

  • 単行本: 157ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2011/11/23)
  • ISBN-10: 4344020936
  • ISBN-13: 978-4344020931
  • 発売日: 2011/11/23
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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23 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ばなな節炸裂 2011/11/26
数ページ読んだだけで、涙が溢れてきました。さくさく読める文章なのに、合間に心臓を貫く言葉、描写が散りばめてあり、泣きながら読みました。さんざん泣き、読み終わると明るい気持ちになっています。ばななさんの本は読むと気功治療やヒーリングを受けた後みたいにすっきり生まれ変わった気持ちになるのですが、今作はまさにそんな感じです。個人的には「ハゴロモ」的な、美しい話だと感じました。これぞばななワールド!
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20 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
震災から半年以上がたっても、みんなが、世の中全体が「震災はまだまだ終わっていない」と感じているように思います。

日々、そういう空気の中に浸かって、肌からも呼吸して生きていると、知らず知らず…何なのでしょうか、疲れのような、力を失わせる何かが自分の中に入り込んで居座っているのを時折感じます。

原発にしても、被災して大変な思いをしている方たちに対しても、「できるだけのことを真摯にやっていこう。それしかない」と思い切っているつもりでも、無力感に襲われることもあります。

この本は、そうしたものを春風のように吹き払ってくれました。
この世界はいつでも淡くやさしい光にやわらかく包まれているのがリアルにわかって、私は芯から力が出ました。

よしもとばななさんの本はいつでも、感想が言葉にならない。
本当に優れた文学、人の力になる文学って、そうなのかも。
あまりに深いところ、言葉ではつかめない無意識のレベルから響いてくるから。

ただただ、人生は続いていく。何があっても、朝がくる。
新しい命が生まれる。子どもは笑う。花は咲く。
笑ったり、愛し合ったり、うらんだり、怒ったり…。
ああ、生きているかぎり、丁寧に生きていこう。
元気なときも、全然元気が出ないときも、一歩一歩、ただただ私の人生を生きていこう、
そう思いました。

今の私、そしてきっと震災後を生きる多くの人たちにとって、深いところから癒し、力を与えてくれる本です。
リアルな愛しい寓話です。

きっと、この本の存在価値やみんなに与えた影響は、あとでもっともっと明らかに見えてくると思います。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By goara
正直なところ同世代でありながら、よしもとばなな作品には全く関心が無く、ほかの作家さんの“よい本”の一言で衝動的に読みました。
今までパーツとして認識していたものが、次々とパズルのように一致していくような感覚。
視界が開けて不思議としっくりきました。
自分が読み終えたら、次の人へ読み繋いでもらいたくて知り合いに預けました。
役割があるような本書。
何が正しくて間違っているのかが分かりにくくされている日本ですが、たくさんの様々な立場の方と話してみたくなりました。グレイゾーンを飛び越えてホントのところが見られそうで・・・。
それぞれが必要とするものへ・・・近づけてくれるヒントを与えてくれるお話だと感じます。
読み終えた瞬間はふわっとしていて、でも足下は揺らぎにくくなったような?。
是非体感していただきたいです。
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すっかり心を奪われた一人です。... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: カタカタ
『キッチン』は若葉。『スイート・ヒア・・・・』は落ち葉の堆肥。
 
 わたしはばななちゃんとほぼ同年代に生まれ、生きてきた。

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