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最も参考になったカスタマーレビュー
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
デネットの再反論本といったところか,
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レビュー対象商品: スウィート・ドリームズ (NTT出版ライブラリーレゾナント059) (単行本(ソフトカバー))
心の哲学では有名なデネットの最近の著作。
特に本書は「ハード・プロブレム」という問題を投げかけたチャーマーズ意識する心―脳と精神の根本理論を求めてを強く意識して書かれている。 はっきり言って、心の哲学をある程度知らないと本書は意味不明か、あるいは読めてもポイントを逃してしまうだろう。 というのも、デネットは既存の主張やそれへの反論を踏まえつつ、それへの再反論という側面が本書では強いからだ。 逆に、心の哲学をある程度知っているならば、「直観くみ出しポンプ」への鋭い批判を見れて、本書は非常に面白いだろう。 いろいろなことを議論するし、瑣末な議論も多数行うので見えにくいのだが、個人的にはデネットの最大の成果は、意識の説明において「私」をどこかに押しやって説明するのは説明になっていない、ということを明確にしてくれた点にあると思う。 意識の説明では、「私」という観客をどこかにおいておいて、脳がショーを見せているのではなく、「私」という観客そのものが完全に解体されて説明され尽くさねばならない。 これは機能主義であろうが二元論であろうが同じである。 だが、二元論ではそのことを誤魔化して議論しやすいので、それが二元論の魅力となりやすい。 チャーマーズにせよサールにせよ、多くの読者はクオリアを受け取る「私」をどこか外に押し出して、その説明を放棄してくれている、と読んでいるから支持しているのであって、そのようなことはないということを示されたら(多分チャーマーズやサール自身はそうなんだろうが)多くの読者は彼らの主張の魅力を大幅に減じてしまったと感じるのではなかろうか。 なので、この点をきちんと認識させてくれたという点において、私個人としては本書は非常に価値があったと思っている。(まあ私がデネットをこれまで誤読していただけという話なのだろうが)
10 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
ピンクの表紙,
By 火事暴論 (東京都世田谷区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: スウィート・ドリームズ (NTT出版ライブラリーレゾナント059) (単行本(ソフトカバー))
山形さんの訳で読んだ「自由は進化する」に感銘してまあ読んでみたんですけれど、
近年まれに見る難解な本でした。特に序盤の理屈は大変でした。一冊の本の中でどのように これが昇華されるのかと思ったら、割合と最後の方はまとめていく形になっていましたね。 意識は名声のようなものである。 らしい。
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