82年発表の7作目。前作はビートルズのパロディ的アルバムで、次作は100パーセントのパワー・ポップでまとめた作品ということで、コンセプト重視の作品の間におかれた格好となり、雑多な印象を受けるこのアルバムはややインパクトが弱いが、曲そのものは初期〜中期のおいしいところを摘出した感じで悪くない。ややプログレ寄りのポップ・バンドという感じで、この時期に多かったプログレ・ハード的な要素も強い。シンセ・リードなども登場するあたり、一旦初期の音楽性に戻ろうとしていたフシも見えかくれする。
1.は一瞬、プログレ時代に戻ったのか?と思わせる重圧な曲。コーラスもクイーンばりの重圧さだ。2.はシンプルかつストレートなポップさを持った曲で、FAITHFUL の頃を彷佛とさせる佳曲。3.はテクノっぽいリズムを導入したポップな (ハード) ロックンロール・ナンバー。4.はリズムに凝った曲だが、ポップに聴かせる。7.はポップなハード・ロック調の曲だが、ユートピアらしい展開を持った佳曲である。8.は中期っぽいストレートでポップなナンバー。9.はワルツっぽいリズムを取り入れた美しいバラード。10.はパワー・ポップ調の曲だが、次作よりは中期頃の雰囲気を持った曲である。