何となく手に取った、初めての作家さんの本だったのですが、
好みのツボをドカンと突かれる大当たりの内容で、ここ最近で1番のお気に入りです。
表題作の、同窓会で再会する同級生同士の話は、
書下ろしも含めて3話。
馴れ初めから再会、出来上がってからのラブラブまでが堪能できます。
我儘で俺様な金谷が怖気づくほど、天然で初々しい川口。
濡れ場の濃厚さに反してひたすら可愛いお話です(笑)。
続いての生徒会の先輩後輩ものも、じっくり書き込まれた前後編。
他、付き合って10年の恋人同士の別れ話、
編集担当と漫画家、の短編2話も、短編と思えないほどの読み応え。
水彩画を思わせるような、線の細い独特の綺麗な絵。
いずれも話自体はありふれた世界観だけれど、
どれも絵柄から想像する以上に表情豊かで、
印象的な構図、引き込まれるコマ割りにどっぷりと感情移入してしまいます。
純情だったり切なかったり、初々しかったり可愛かったりするのに、
ちょっとしたキスシーンや指先、濡れ場なんかは、
扇情的なまでにエロい!
いずれもハッピーエンドで後味良く、
絵の綺麗さも、ストーリーの味わいも、エロの濃厚さも(笑)、
いずれも楽しめる、満足度の高い1冊でした。
著者のこれからの作品もすごく楽しみです。