重心移動の方法と、切り返しの方法を具体的に説明された書は、本書以外に知りません。
リラックスしてスイングしろと言われても、どこを脱力し、どこが緩んではいけなくて、どこに力をかけて加速するのか、わからなかったのですが、本書を読めばはっきりと理解できます。
重心移動が身体の前後にずれると、スイングもずれますが、本書の通りにスイングすると、スイングのブレが減りました。
また、「切り返しでは重力に任せてクラブを落とす」と説明された書もありますが、その方法だと、ゆるんでしまい、加速のレスポンスが悪くなるので、どこか説明不足があると感じていましたが、本書の切り返しは、脱力しつつも緩みのない方法が説明されているので、感動しました。
有名ティーチングプロの江連氏と比べると、江連氏はイメージと練習方法の工夫でスイングの本質に迫ろうとしている傾向がありますが、本書は筋肉の使い方が具体的に書かれているので、多くの言葉を要しないと見受けられました。
よく見られるスイング理論本には、写真を使用してスイングを分解して説明しているものが多くあります。それらの書は形態を説明しているだけなので、切り返しについての説明がなかったり、いったい、どこに力を入れた結果、身体がその形態になっているか理解できないのですが、本書では理解できます。
「スイングは歩くことに近い」と説明している書もありますが、それでは重心が前後にぶれるため、安定したショットを得るにはかなりの練習が必要になってしまいますが、本書はより単純にショットの安定性を得られる方法が説明されています。この指導者は優れいています。そのうち江連氏や内藤氏くらい有名になるのではないかと思います。