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57 人中、49人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
産婦人科医療!,
By 探偵デプロ (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ジーン・ワルツ (単行本)
いつも楽しみにしている海堂尊さんの新作は、婦人科医療。これまでの軽妙な語り口はそのままに、現代の産婦人科医療や不妊治療、代理母などの問題をクール・ウィッチと呼ばれる新キャラの女性医師が切れ味鋭く語ってくれます。これまでの「医療ミステリー」よりも、より「社会派もの」に傾斜してますが、ぐいぐい読ませてくれる筆力はさすがで、一気読みでした。最後の出産シーンは迫力。立会いの経験のある私は、震えました。お勧めです。
55 人中、47人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
いまいち理解できない,
By ゆざ嫁 (青森県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ジーン・ワルツ (新潮文庫) (文庫)
以前産科医療に従事していた者です。産科医療、不妊治療の現場を知っているだけに主人公の描写があまりにも産婦人科医としてどうかと思います。もちろん小説だからと言われればそれまでですが…。 代理母問題を提起した作品かもしれませんが、代理母問題以前に不妊治療の技術を悪用し、他の夫婦に自分の受精卵を戻すなんて行為はいくら自らが不妊になった産婦人科医とはいえ、もちろん一人の女性としてもこのような突飛な行動には小説とはいえあまりに無理があると思います。あんな傲慢な考え方を持つ女性が産婦人科医としてその知識と技術を悪用しておきながら、その後も平然と産婦人科医を続けれる心理もまたわかりません。作者は何か母性をはき違えているのではと思います。産科医療はこのような程度の低い倫理観のものではないと思います。この点が作者が医師とはいえ、専門分野が違う、男性の感性で書いた作品なのだと思います。この作品を一般の方々が読んで、代理母問題を考えるきっかけになるのは根本がずれていて、問題を歪ませて考えてしまう気がしてならないです。レビューを見ると皆さん高評価だったので、期待して読んだだけに内容にガッカリでした。
18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
限りなく現実に近い恐ろしいシナリオ,
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レビュー対象商品: ジーン・ワルツ (単行本)
チームバチスタの栄光の海道尊が書く産科を題材とするミステリー医学の進歩により、代理母や人工授精などの技術が進歩しているのに 対し、法整備など国の受け入れ態勢が整っていない間隙を突いている作品。 チームバチスタが”いつ死んだか”を扱った作品とすると ジーンワルツは”いつ生まれたか”を扱った作品でとても共通性がある。 主な登場人物は、女医で人工授精のエキスパート曽根崎理恵、 先輩医師に当たる清川医師そして、4人の妊婦と5つの受精卵 たちの物語である。海道シリーズでは、他の本の多くのメンバーが 関係して登場するものの、この本では、桜宮ぐらいしか重複しない もともとは小説新潮に半年にわたって連載されたものですが、 連載ものにありがちな、話が飛ぶ感じがほとんどなく、 チームバチスタのように一気に読んでしまう勢いのある本です。 ちょっとだけ残念なのが2点あります。 ひとつは、医師と妊婦だけという少ない 登場人物のせいか、話が少し狭くなっている感じがします。 二つめは現実の産婦人科医の逮捕などをモチーフにしている せいもあり、この隙間を知っている人は結末が予想できる 範囲に留まっている点です。 難しい現実に、明るく取り組もうとする2人の医師の姿は 同感できますし、それぞれの登場人物のキャラが立っていて ぐいぐい物語に引き込まれるのはチームバチスタ同様秀逸です。 唯一キャラが不鮮明な55歳の妊婦、山吹みどりも最後で なぜ不鮮明かの謎解きがあり、とても面白い本になっています。 現実の妊娠に関わる社会システムの回答としては問題があるとは 思いますが、問題をうまくとらえ、小説に仕上げている 技量は素晴らしいですし、評価されるべきだと思います。 小難しいことは考えずに一気に読んでしまえるこの本は ぜひこれも文庫本化して欲しいなと思いました。
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