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ジーニアス・ファクトリー
 
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ジーニアス・ファクトリー [単行本]

デイヴィッド・プロッツ , 酒井 泰介
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

知られざる「ノーベル賞受賞者精子バンク」の興亡を、創設者である大富豪、それに加担した大物科学者、利用者たちの生涯と重ねて紹介。取材のためには自分で精子バンク・ドナーを体験することも辞さない著者が、バンクで人生が変わった人々の生活に踏み込み、共感豊かに現代社会の家族像を考察するノンフィクション。

内容(「MARC」データベースより)

「優生」な200人の子どもを誕生させた偏見と差別にみちた実験は、1999年ついに幕を閉じた。果たして天才の遺伝子は天才を生んだのか? ドナーや利用者、子供たちへの取材から明らかになる驚愕の事実。

登録情報

  • 単行本: 334ページ
  • 出版社: 早川書房 (2005/7/21)
  • ISBN-10: 4152086580
  • ISBN-13: 978-4152086587
  • 発売日: 2005/7/21
  • 商品の寸法: 19 x 13.8 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 366,566位 (本のベストセラーを見る)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By babel トップ1000レビュアー
形式:単行本
優生学(優秀な遺伝子の子孫は優秀である)に取り付かれたアメリカの大富豪が実際に設立した
天才精子バンクと、そこから生まれた子供達のその後を追ったドキュメンタリーです。

優生学というとまずヒットラーを思い出しますが、この本を読んでそもそもヒットラーにああした
発想を与えたのが当時アメリカの学会で流行していた優生学だという事にまず驚きました。
(アメリカ人はきっかけを自分達で作っておきながら、それを棚にあげて後で相手を攻撃するという
悪い癖が昔から直っていないようです)。

主人公の大富豪グラハムも、ヒットラーと同じように当時の流行にのめり込み、やがて精子バンクを
実現してしまうわけですが、活動に賛同したノーベル賞科学者ショックリーの迷走とともに世論の
反発を受け、最後にその施設は閉鎖されてしまいます。

こうした設立から閉鎖までの過程もまるでSFのようで面白いのですが、やはり考えせられたのは
この精子バンクを利用して生まれた子供達の行く末です。

結論から言えば、天才は生まれていないようです。学業優秀といった子はいるようですが
それは遺伝子の力というよりは親の子育てへの情熱とか、環境(良い友人や先生)、そして本人の
努力という、ある意味当たり前の理由であって、結局天才精子バンクの成果については明らかに
なっていません。

ですがそれは別としても、多くの子供達がまだ見ぬ、そして決して会うことのできない父親への
複雑で微妙な感情を表してるところに少々居たたまれない物を感じました。

天才に取り付かれた大富豪、それに賭けた母親、そして父無き子供達。呆れた所業と笑ってしまう事は
簡単ですが、何か人間の深い業のようなものを感じずにはいられません。

クローンや遺伝子操作も現実の物となってきた現在に、この本が与える教訓は少なくないように思います。
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
原作者の他の著作、翻訳者の別の訳本を読みたくなる数少ない本に出会いました、私の読んだ、2005年に読んだ本のベスト1にします。
 遺伝子関係の業務に携わっていることもあり、その方面から興味を持ち、読み始めましたが、妻と3人の子どもに対する愛情を再確認し、もっと、もっと大切にしなくてはいけないと感じることができたことが、とても大きな収穫でした。
 翻訳がすばらしいと感じたのは、原作はもっと面白いはず(対象や内容から類推するに、つまりは興味を持って購入したのに)なのに、読むとつまらないという本をいくつか経験していますが、そういう本は訳が適切ではないのではないかと、この本を読んで感じました。翻訳者と原作者に性格や姿勢で共通項があるのか、翻訳者が原作者になりきっている、そんな印象を持ちました。(当方にとっては)高価な部類の本ですが、迷わず購入することをお勧めします。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
天才の遺伝子だけを扱った精子バンクという謎めいたものを追ったノンフィクション。
全く荒唐無稽なアイディアを実行してしまった人々、そしてそれに乗っかった女性たち。
精子を提供する奇妙な男たち。
そして、父親を知ることなく生まれてきた子どもたち。
父親の手がかりになるのは書類に書かれたコードネームだけ。
どこをとってもフシギな話だ。

題材そのものだけでも充分に面白いが、ハイライトはその部分だけではない。
最初は好奇心だけで調べ始めた作者が、
人工授精で生まれた子どもやその家族を自力で探し出し、触れ合ううちに
人間の絆や家族について目覚め始める感動的な話である。

固い内容なのに、読みやすい文章なのも良い。
そして、内容的にも考えされられ上、スリリングで実に読み応えのある一冊。
このレビューは参考になりましたか?
最近のカスタマーレビュー
日本の倫理観との違いを感じた
アメリカの精子バンクについて取材してまとめた本だ。
天才の精子を提供するとした遺伝子バンクということで、著者の興味のスタートに「氏か育ちか... 続きを読む
投稿日: 2007/12/18 投稿者: shibchin
ジーニアスのことをもっと知りたい
天才を先天的な要因すなわち遺伝子レベルから生み出そうとする論理は後天的要因すなわち教育環境よりも、もっと強力な手段のように思われます。教育学における遺伝説と環境説... 続きを読む
投稿日: 2007/8/22 投稿者: たこたこ屋
天才の子供は天才か
昔アメリカにあった、ノーベル賞受賞者の精子ばかりを
集めた精子バンク(レポジトリー・フォー・ジャーミナル・チョイス)の... 続きを読む
投稿日: 2007/4/22 投稿者: sandroc
精子バンクが改めて浮き彫りにする家族のカタチ
「ノーベル賞受賞者精子バンク」。天才=ノーベル賞というわかりやすい図式。タブロイド紙にうってつけのニュースソースだ。まずこういう機関が実際に80年代から20年近く... 続きを読む
投稿日: 2006/2/7 投稿者: 竹の梯子
子育てがなぜか楽しくなる
 まず翻訳がすばらしく、原文が日本語で書かれたものかと思うほど、
見事である。... 続きを読む
投稿日: 2005/10/26 投稿者: さり
実際の人生
ノーベル賞受賞者の精子バンクは確かにばかげたアイデアで、数年前に閉鎖されてしまったわけですが、実際にそこから生まれた人々や、それを利用した人々はいまもなおそれを人... 続きを読む
投稿日: 2005/9/20
期待外れ。突っ込み不足。
そもそもこの内容で1冊の本を出したこと自体間違いなのでは。
十二分に期待させるタイトル・帯ですが、読み始めてみると内容が... 続きを読む
投稿日: 2005/9/15 投稿者: driven
心の琴線にふれる
全米で100万人はいるという人工授精で生まれた子供たち。... 続きを読む
投稿日: 2005/9/2 投稿者: 人形美々寿
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