オランダのゴシックメタルバンド、ウィズイン・テンプテーションの2011年作
1997年にアルバムデビューを果たし、2nd「Mother Earth」、3rd「The Silent Force」と、
美麗なるシンフォニック・ゴシックメタルでファンを魅了してきたこのバンド、
続く4th「The Heart of Everything」では、よりモダンな要素を打ち出してきたことで、
新たなファン層を獲得、いよいよ世界的バンドへと躍り出たといっていいだろう。
本作はジャケに見られる通り、コミックと連動させたというコンセプト作で、限定盤のDVDには
そのストーリーにそったショートフィルムを収録するなど、新たな試みのされた力作である。
シャロン・アデルの美しい歌声を中心に、モダンかつシンフォニック、そしてキャッチーな聴き心地で、
そのサウンドにはもはやゴシックのゴの字もない、シンフォニック・ハードポップというべき音である。
この堂々たるメジャー感触はメタルではなく、一般のヒットチャートを狙ったというべきものだろうが、
クオリティの高さは他の追随を許さず、女性ヴォーカルロック好きには普通に楽しめる作品だとは思う。