ジョージのファンの方、ビートルズのファンの方には、大変お勧めな本です。この本は、前半部がジョージの回顧、中間部が写真集、後半部がヒット曲にまつわるエピソードと手書きの詞のメモになっています。500ページを超す厚さの本ですが、すぐに読み切れるでしょう。ジョージの長年のゴースト・ライターで、ビートルズを自分以上に知るデレク・テイラーが回顧を書いているのですが、実に面白い構成になっていて、ゴーストライターのコメントが登場します。ジョージを間近で観察したライターがジョージの内面までも写しとっていて、世界で最も有名な男の心に迫っています。ジョージはスター的成功とは距離を置いた感性を備えていたようで、常に自分の心に真実であろうとするために、実に正直に語っているように思えます。ジョージの心を知るには恰好の書物であることは間違いないでしょう。そしてジョージの歌の深さを知り、次に聞くときには一段と輝くことは間違いないです。1979年に限定版で出版され、幻の書と呼ばれていたそうです。彼の死後、ようやく私達のもとにも届くようになりました。