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ジョン平とぼくと3 ジョン平とぼくらの世界 (GA文庫)
 
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ジョン平とぼくと3 ジョン平とぼくらの世界 (GA文庫) [文庫]

大西 科学 , 銀八
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

正しい答えなんて、ない。

新学期、一年生の教室で出会った少女に重は驚く。彼女が、春休みに出会った女の子・岡崎三葉にそっくりだったからだ。だが三葉であるわけがない。ということは、つまり彼女は――!?

内容(「BOOK」データベースより)

高校三年の新学期。北見重は一人の新入生に出会って驚く。彼女が春休みに学校に迷い込んできた女の子・岡崎三葉にそっくりだったからだ。だが、彼女が三葉であるわけはない。ということは、つまり彼女は―かつて重も会ったことのある強力な魔法使い・城塚智樹の娘、城塚さやなのではないだろうか。様子を見たほうがいい、という助言を寧先生から受け、事態を静観するつもりになった重だが、幼馴染みの鈴音らは、自分たちでもう少し調べてみよう、と妙にノリ気。重とその使い魔・ジョン平も、仕方なく彼らの調査につきあうのだが…。待望のシリーズ第3弾登場。

登録情報

  • 文庫: 280ページ
  • 出版社: ソフトバンククリエイティブ (2007/6/14)
  • ISBN-10: 479734170X
  • ISBN-13: 978-4797341706
  • 発売日: 2007/6/14
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 559,938位 (本のベストセラーを見る)
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
「ジョン平」三部作の完結編。このシリーズは、ちょっとだけ私たちとの世界とは違った世界に住んでいる、いろんな意味で少しだけ不器用な高校生の物語です。不可解な事件に巻き込まれた主人公は、持ち前の洞察力と勇気をもって謎に立ち向かいます。そして事態はやがて大事件へと発展し・・・。
主人公が感じている、そんなに深刻ではないけど常につきまとって離れない「生きにくさ」は、青少年時代には誰しも感じている(いた)ところでしょう。主人公は基本的には独りでそれに向き合わなくてはならない。でも、本当は決して独りではなくて、彼の使い魔ジョン平をはじめとする、完全に理解することはできないけれどそれでも信頼で結ばれた他者の存在に励まされ、助けられ。
そのへんの、青少年の自我と他者の関係の確立のプロセスが(って大上段に構えて書くのが恥ずかしくなるほど自然体の小説なのですが)、派手ではありませんが丁寧に描かれています。
いわばそれが「横糸」なのですが、一方「縦糸」である「事件」のほうはというと、魔法という一見何でもありな設定をもちこんでいるにも関わらず、ご都合主義や破綻を感じさせない計算されたプロットで、最後まで飽きさせません・・・まあ「敵」の目的が割とありがちかもという気はしないでもなかったのですが、全体からみたらそんなことは大した問題ではない。
書評子は著者である大西科学(ジャッキー大西)氏の雑文ウェブサイトの長年のファンです。短い雑文でのセンスの切れ味が長編小説でも損なわれていないかどうか、期待が大きいだけに心配もあったのですが、まったくの杞憂でした。久しぶりに良質のジュブナイルを読ませていただきました。
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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 春。新入生がやってきた。お付き合いで一年生の教室まで行った北見重は、クラスの集団の中心に、ここにはいないはずの人物の顔を見かける。三葉と名乗っていたあの猫だ。しかし彼女が学校にいるはずもなく、今いるのは三葉の変身のモデルとなった子、のはず。そうなればもちろん父親であるあの男も出てくるわけで…
 彼らの目的や色々な人たちの関係が明らかになる第三巻。第一部完です。

 ここでこの作品の世界観の特徴を考えてみよう。現代社会との大きな違いは魔法があること。(実は携帯電話も登場していないけれど、それはあまり問題ではなさそうなのでおいておく。)この魔法の特徴は、効果が小さいこと、ではなくて、人間(たち)が存在しないと使えないという事だ。
 もちろん、魔法のエネルギー源は陽素や陰素と呼ばれる核反応により生成する何かであり、それ自体は人間がいなくても存在する。しかしそれは、ただあるだけでは世界に対して何の影響も示さず、いくつかのキーワードを唱えることにより脳内に引き起こされる反応が陽素を変換し、現実に影響を及ぼす。例えるならば、原油だけあっても意味がなく、ナフサを精製し石油製品を作ってはじめて商品価値があることに似ている。こう考えると、人間が陽素を材料として引き起こした現象(=魔法)と、人間が道具を使って引き起こした現象(=科学)は全く等価になる。
 本作のクライマックスでは、魔法>科学になる可能性が示されたが、それは実現することはなかったので、本当にそれが可能かは分からない。ただ、みんなが願えば世の中が良くなる、というのは、魔法があってもなくても真実であると信じたいところだ。
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