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ジョン・レノンから始まるロック名盤 (講談社文庫)
 
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ジョン・レノンから始まるロック名盤 (講談社文庫) [文庫]

中山 康樹
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

ロックが成熟し、完成された70年代の名盤ビートルズが解散し、ロックは新たな世界へと足を踏み入れた。百花繚乱。世界中が聴くようになった70年代のロックを著者の思いいれたっぷりに紹介する名盤集。

内容(「BOOK」データベースより)

70年代、それはロックが熟成の時を迎えたビートルズなき後の百花繚乱の時代であった。奇しくもその時代は一発の凶弾により終わりを告げるのだが―ジョンの死とともに。『ジョンの魂』から始まる70年代を代表する50枚のアルバムを一挙に紹介する王道のロックファン座右の書が、ついに完成。

登録情報

  • 文庫: 288ページ
  • 出版社: 講談社 (2010/11/12)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062768046
  • ISBN-13: 978-4062768047
  • 発売日: 2010/11/12
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By bias トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
「ジョンの魂」で始まり、「ダブル・ファンタジー」で終わる構成。

この間、キャロル・キング、サンタナ、レッド・ツェッペリン、ピンク・フロイド、
Tレックス、エマーソン・レイク&パーマー、イーグルス……などなど、
まことに70年代らしい顔ぶれの代表的なアルバム50点が、いくつかの
エピソードも織り交ぜつつ、過不足ない文章で紹介されています。

個々のアーティストの熱烈なファンや、この時代の楽曲が音楽体験の原点
だったりする方には、不満・不足な点があるかも知れませんが……
(自分の学生時代、まさに周囲の友人はこうしたアーティストの熱烈な
ファンが多く、それぞれの優位性を主張し合って喧しかった)、
……自分のような普通の音楽好きには、必要にして十分な内容。

70年代以前から活躍し続けるローリング・ストーンズやボブ・ディランは
もとより、プレスリーのライブまで採用しているところにも、著者の見識の
一端は見出せます。
つまり、70年代ロック同時代人として、というよりも、ジャズを含む、
大きなポピュラー音楽史の流れを掌握した、この著者ならではの仕事。

その結果、懐旧に浸ったり、分析に走ったり、愛欲(?)に耽ったり、
というクサミがない(著者の既刊書で、ときに発している激烈なアジも)。
要するに、過剰な湿度も衒学も体臭もないのが、心地よい。

「オイオイ、それじゃ、ロックの意味ないよ」
という方の気持ちも、分かります。
しかし、酔わせて欲しいのは、“ロックないし音楽そのもの”。
それをなぞるような御託宣、御講話だったら、退屈というより、蛇足。
むしろ炎をウチに秘めた冷静なバランス感覚こそ、この種の文章には
必須だし、1冊にする企画の意味もあるでしょう。
本書はその点、大いに満足。

……とはいえ、たとえば、この1週間(12月8日前後)にひもとくと、
ちょうど中ほどにあるジョン・レノンのアルバム「ロックンロール」
についての文章は、妙に生々しく、胸に響きます。
つまり、体臭はなくとも、確実に、体温の伝わってくる好著。
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中山康樹著『ジョン・レノンから始まるロック名盤』は、頁を捲るにつれ「そうだよな。んーっ、そうかなぁ?」などと独り言を呟きながら一気に読了してしまった。
70年代は、ある種「脱ビートルズの時代」であったことは、誰も疑問の余地はないことであろう。ロックという音楽を商業・産業として加速した時代であり、メッセージを含んだ若者たちの代弁者であり発露の現れであった。
本書は75年を一つのエポックメーキングな年とし、代表作としてブルース・スプリングスティーン『明日なき暴走』を挙げている。著者は、暗さの中にも消え入るような希望が共鳴していると、この作品の中に見出している。
その流れはイーグルス『ホテル・カリフォルニア』が決定づけたと結んでいる。歌詞はを巡っては、いまもなを議論の的になっている。給仕長にワインを頼むが「私どもは、1969年以来のスピリット(魂)をここにはもう置いていません」という歌詞はあまりにも有名だ。
70年代とは、ビートルズという歴史的グループの解散そのものが、「個の時代」へと向かわせた影響を含んだ出来事であったとしている。
是非、70年代のロック音楽に興味がある方には読んで欲しい本である。
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