内容紹介
「詩人であり、最高の作曲家、そして永遠の友人ヴィニシウスに捧ぐ」
アントニオ・カルロス・ジョビンと共にボサノヴァを生み出した詩人ヴィニシウス・ヂ・モライスの作曲家としての魅力に光をあてたメモリアル・コンサート。ジョビン フリーク、ブラジル音楽ファンに愛される屈指の名作、待望の再発!
2000年に一度リリースされ、ここ5年近く廃盤となっていた作品。ジョビン、ジョアンとともにボサノヴァ生みの親とされる作詞家・作曲家・歌手、ヴィニシウス・ヂ・モライスのトリビュート作。ドキュメント映画「ヴィニシウス-愛とボサノヴァの日々-」が今春日本公開され、再評価・要注目の存在です。「イパネマの娘」「フェリシダージ」「彼女はカリオカ」など名曲揃いで、これまで作詞家の偉大なイメージに隠れてきたヴィニシウスの「作曲家」としての才能にスポットを当てた、ジョビン作品の中でも重要な作品。アルバム・アーティストとして最も充実していた90年の録音と、ファンの間では5本指に入る人気作でもある。演奏に坂本龍一との<Morelenbaum2/Sakamoto>、カエターノ・ヴェローゾの音楽監督として知られる世界的チェロ奏者ジャキス・モレレンバウム参加。
アントニオ・カルロス・ジョビンと共にボサノヴァを生み出した詩人ヴィニシウス・ヂ・モライスの作曲家としての魅力に光をあてたメモリアル・コンサート。ジョビン フリーク、ブラジル音楽ファンに愛される屈指の名作、待望の再発!
2000年に一度リリースされ、ここ5年近く廃盤となっていた作品。ジョビン、ジョアンとともにボサノヴァ生みの親とされる作詞家・作曲家・歌手、ヴィニシウス・ヂ・モライスのトリビュート作。ドキュメント映画「ヴィニシウス-愛とボサノヴァの日々-」が今春日本公開され、再評価・要注目の存在です。「イパネマの娘」「フェリシダージ」「彼女はカリオカ」など名曲揃いで、これまで作詞家の偉大なイメージに隠れてきたヴィニシウスの「作曲家」としての才能にスポットを当てた、ジョビン作品の中でも重要な作品。アルバム・アーティストとして最も充実していた90年の録音と、ファンの間では5本指に入る人気作でもある。演奏に坂本龍一との<Morelenbaum2/Sakamoto>、カエターノ・ヴェローゾの音楽監督として知られる世界的チェロ奏者ジャキス・モレレンバウム参加。
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ブラジルの偉大なる詩人,ビニシウス・ジ・モライス。ジョビンとともに<イパネマの娘>などボサノバの名曲の数々を共作した大作曲家でもある。そのビニシウス没後10年の1990年に行われたメモリアル公演を記録したのが本作。すべての音楽ファンを心酔させるビニシウスのメロディの美しさ,そしてビニシウスに想いを馳せて綴ったジョビンの歌が聴く者の心を潤してくれる。これを名作と言わずしてなんと言おう。(Swing Journal)
レビュー
「イントキシケイト」、2009/10/10
バーのカウンターでお客様からこんな質問を受けることがあります。
「坂本龍一とジャッキス・モレレンバウンの『カーザ』っていうアルバムあるじゃないですか。ああいう室内楽的なアプローチのアルバムって他にないんですか。っていうのはボサノヴァってギター弾き語りものとジャズ的アプローチが主流ですよね。でもあの『カーザ』のような室内楽的アプローチがボサノヴァ本来の響きの美しさが浮かび上がると思うんですよね」
なるほどです。こんな時、私はいつもこう答えています。
「いや実は『ジョビン、ヴィニシウスを歌う』っていう名盤があって、それがあの『カーザ』の室内楽的アプローチと同じスタイルでやっているんですよ。ええ、この『ジョビン~』の演奏の方が1990年でもちろん先ですから、ジャッキスが坂本と演奏するとき、この以前の演奏は絶対に頭の中にあったはずなんですよね。で、『カーザ』の方はちょっと緊張感があってそれが魅力のひとつなんですけど、ちょっとバーでかけたりするとなんかお酒がすすまなくなる演奏っていうか……。でもこの『ジョビン~』の方はライブだし、演奏している本人たちも録音されてCDになるなんて思っていないようなプライヴェートな雰囲気なんで、リラックスしてて凄くいいんですよ。ほんと、ジョビンの家におじゃましてソファーに座って白ワインでも飲みながら聴いているような感じっていうんでしょうかね。で、このアルバム他にもちょっと良い話があるんです。EWEの高見さんがこの『ジョビン~』のアルバムを何の説明や前触れもなく、中島ノブユキさんに送ったらしいんですね。で、中島さんはこれを聴いてすごく感動してあの『エテパルマ』の構想を考えたらしいんです。だからこの『ジョビン~』は『カーザ』と『エテパルマ』を繋ぐ鍵のようなアルバムでもあるんですよね。僕としてはアレンジや作曲の勉強をしている人とかに是非聴いてほしいなって思うんです」
「へえ、なんかすごく良さそうですね。そのCDって普通に手に入りますか?」
「それがですねえ、これ廃盤でかなり入手困難なんですよ」
と言った会話がやっと報われる日がやってきました。『ジョビン、ヴィニシウスを歌う』が、ついにNRTから再発されるんです。
では、このアルバムの解説を少しだけ。ヴィニシウス・ジ・モライスは詩人で外交官であり9回結婚を重ねていることでも有名です。作曲家のアントニオ・カルロス・ジョビンと多くのボサノヴァ名曲群を創作しました。これはそのヴィニシウスの没後10年、1990年にジョビンが天国のヴィニシウスに捧げたライブ・アルバムです。メンバーはピアノとヴォーカルのジョビン、チェロのジャッキス・モレレンバウン、ヴォーカルはその奥様のパウラ、ギターはパウロ・ジョビン、フルートはダニロ・カイーミという最小限の精鋭ユニットです。ジョビン晩年の後世まで聴き継がれるべき名作中の名作です。渋谷BAR BOSSA林伸次
バーのカウンターでお客様からこんな質問を受けることがあります。
「坂本龍一とジャッキス・モレレンバウンの『カーザ』っていうアルバムあるじゃないですか。ああいう室内楽的なアプローチのアルバムって他にないんですか。っていうのはボサノヴァってギター弾き語りものとジャズ的アプローチが主流ですよね。でもあの『カーザ』のような室内楽的アプローチがボサノヴァ本来の響きの美しさが浮かび上がると思うんですよね」
なるほどです。こんな時、私はいつもこう答えています。
「いや実は『ジョビン、ヴィニシウスを歌う』っていう名盤があって、それがあの『カーザ』の室内楽的アプローチと同じスタイルでやっているんですよ。ええ、この『ジョビン~』の演奏の方が1990年でもちろん先ですから、ジャッキスが坂本と演奏するとき、この以前の演奏は絶対に頭の中にあったはずなんですよね。で、『カーザ』の方はちょっと緊張感があってそれが魅力のひとつなんですけど、ちょっとバーでかけたりするとなんかお酒がすすまなくなる演奏っていうか……。でもこの『ジョビン~』の方はライブだし、演奏している本人たちも録音されてCDになるなんて思っていないようなプライヴェートな雰囲気なんで、リラックスしてて凄くいいんですよ。ほんと、ジョビンの家におじゃましてソファーに座って白ワインでも飲みながら聴いているような感じっていうんでしょうかね。で、このアルバム他にもちょっと良い話があるんです。EWEの高見さんがこの『ジョビン~』のアルバムを何の説明や前触れもなく、中島ノブユキさんに送ったらしいんですね。で、中島さんはこれを聴いてすごく感動してあの『エテパルマ』の構想を考えたらしいんです。だからこの『ジョビン~』は『カーザ』と『エテパルマ』を繋ぐ鍵のようなアルバムでもあるんですよね。僕としてはアレンジや作曲の勉強をしている人とかに是非聴いてほしいなって思うんです」
「へえ、なんかすごく良さそうですね。そのCDって普通に手に入りますか?」
「それがですねえ、これ廃盤でかなり入手困難なんですよ」
と言った会話がやっと報われる日がやってきました。『ジョビン、ヴィニシウスを歌う』が、ついにNRTから再発されるんです。
では、このアルバムの解説を少しだけ。ヴィニシウス・ジ・モライスは詩人で外交官であり9回結婚を重ねていることでも有名です。作曲家のアントニオ・カルロス・ジョビンと多くのボサノヴァ名曲群を創作しました。これはそのヴィニシウスの没後10年、1990年にジョビンが天国のヴィニシウスに捧げたライブ・アルバムです。メンバーはピアノとヴォーカルのジョビン、チェロのジャッキス・モレレンバウン、ヴォーカルはその奥様のパウラ、ギターはパウロ・ジョビン、フルートはダニロ・カイーミという最小限の精鋭ユニットです。ジョビン晩年の後世まで聴き継がれるべき名作中の名作です。渋谷BAR BOSSA林伸次