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丞太郎やジョセフは各物語にまたがって登場して年を取りますが、仗助は再登場はしないんじゃないかと思います。永遠の高校生、というか。
初期作品「バオー来訪者」なんかを読むと「青春!」ということを強く感じます。そして、高校生が主人公であるこのお話しは、「青春の終わり」を意味しているのではなかろうかと。
主人公のスタンド能力が「破壊されたものを修復する」という、バトル中心のマンガとしては「大丈夫?」と心配になってくる設定だが、もちろん、大丈夫。でだしから、とてもおもしろい。舞台がひとつの街から動かないので、このスタンド能力は、最良の選択なのである。「オラオラ!」の人に住み着かれてもても、はっきりいって迷惑である。
リアルタイムではじめて読んだのは、もう十年以上前になるが、今回また読み返し始めてみて、JOJOシリーズ全体においてこの第四部がしめる独特の位置が、とても気に入ってしまった。作者が、第三部で色々なスタンドを考え出すという訓練をへてきているので、この四部に出てくるスタンドは、それぞれが皆こなれていて、どれも楽しめる。「エコーズ」という「音」のスタンドなどは、マンガという表現でおもいっきり遊んでみた、傑作である。
スタンドは個人の精神を反映するという。ならば、多彩さを増した能力の数々は、そのまま作者である荒木飛呂彦の精神力なり創造力なりの、拡大を意味するはずだ。その展開過程をいま再び追えることに、わくわくする。
また、この巻の末尾に収録された作者の「はじめに」は、ファンなら必読である。この四部が作者にとってかなり内省的なものであったことを、知ることができる。
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