離脱したまま最後まで再登場しなかったフーゴのその後を描いた作品で、発売当時はすごく楽しみだったのですが読んでみてチョット今イチかなと思いました。
まずオリジナルキャラクターの描写が多めで、読者が期待していたであろうフーゴの描写が少なく、彼に関する結末が中途半端なものに思えました。
加えてオリジナルキャラの彼女のその後に納得いかない感じでした
(罪悪感を感じるべきなのはフーゴでは?)
また時系列上はボスを裏切った2、3日くらい後のヴェネツィア滞在中(潜伏中?)の話なんですけど、
トリッシュが父親に殺されそうになったことを知っているので、「クラッシュとトーキング・ヘッド」戦より後、ヴェネツィアを離れた「ノトーリアス・B・I・G」戦より前ということになりますが、
「ホワイト・アルバム」戦
(AM4:43〜約30分後の日の出(5:13くらい))
↓
「キング・クリムゾン」戦
(時刻不明だが早朝らしい)
↓
「クラッシュとトーキング・ヘッド」戦
(裏切ったばかりなのに朝食中?〜攻撃から4、5分で決着〜すぐに空港へ移動)
↓
「ノトーリアス・B・I・G」戦
(トリッシュが時計を柔らかくしたのが10:15(11時?)〜20くらい)
なので、夜明け前にヴェネツィアに到着してボスを裏切った後は、午前中には飛行機で離れているようです。
原作中のセリフからも追っ手が集まっていない今が脱出のチャンスみたいなことを会話しているので、ほぼ間違いないと思います。
あえて書くのなら飛行機墜落後から「キング・クリムゾンVSメタリカ」までの期間、組織が見失っていた2、3日の間が後付けの余地があったのでは?
(独特の能力でいち早く居場所を嗅ぎつけた追っ手が、手柄を独り占めしようと単独で襲いかかって来るとか)
サルディニアよりもヴェネツィアの方が日本人に知名度が高そうだからかな?
(イタリアに無知な素人の意見です(笑))
まあ原作自体が細かい矛盾がいっぱいですけど(笑)。
表紙は描き下ろしですが、本文中のイラストは描き下ろしとコミックスからの使い回しが混在しています。
オリジナルキャラクターの3人は描かれていますが、3体のスタンドのうち1体は載っておらず、ビジュアルは不明のままです。
3人の名前とスタンド名は原作同様、イタリアの食べ物や洋楽から名付けられているようで、その点については個人的には好感が持てます。
が、やはり後発の「恥知らずのパープルヘイズ」に比べると見劣りしてしまうの否めないですね。
(出版された時期に影響された部分もあるかも。2011〜12年は「ジョジョ25周年&荒木飛呂彦執筆30周年Wアニバーサリー企画進行中なんで、力の入れ方が違うとか)
なお、少し後に発売されたPS2ソフトにこの作品のセリフの一部が使用されています。