19歳から23歳までのヒデを追った記事を集めた一冊。
著者はサッカーライターではないからこそ、プロサッカー選手中田英寿だけではなく、一人の人としての中田英寿の姿も描き出されていると思う。
だから、他のライターたちが描き出すヒデとはちょっと違った、というか、年相応の青年中田が度々垣間見れて面白い。当たり前の話だが、ヒデも普通の青年なんだよなあと思ってしまう。
また、19歳から23歳の間にヒデがどんどん成長し、傷つき、たくましくなり・・という流れが見えてくるのがこの本の特徴だと思う。
著者がサッカー専門ではないため、また、ここに納められている記事の多くは、サッカー専門誌ではなくファッション誌などに載せられていたため、プレーについての記述などは少なく感じるかもしれないが、その分、彼のライフスタイルや内面を追っているといえると思う。
今、日本中が注目している中田英寿という選手がどういう道をたどってきたのか、もう一度振り返ってみるには最高の一冊だと思う。